ゴーヤーの苦味が夏においしい、失敗知らずのさっと煮込みです。手間を省くための知恵を駆使した納得のおかずを、料理研究家の井原裕子さんに教わりました。
玉ねぎは下炒めなしでスピードアップ。シャキシャキの歯ごたえが新鮮です。ハンバーグを焼いたところに野菜を投入。肉の旨味がトマトになじんで極上の野菜ソースに。生焼けの失敗もありません。
●挽き肉だね | |
---|---|
・ 牛挽き肉 | 250g |
・ にんにく | 小さじ1/3(すりおろす) |
・ 塩 | 小さじ1/4 |
・ 胡椒 | 少々 |
・ 玉ねぎ | 1/2個分(100g)(みじん切り) |
ゴーヤー | 縦切り1/2本(120g) |
ミニトマト | 1パック(160g) |
オリーブオイル | 大さじ1/2 |
●煮汁 | |
・ 水 | 200ml |
・ 塩 | 小さじ1/2 |
・ 胡椒 | 少々 |
・ ローリエ | 1枚 |
ゴーヤーはスプーンで種とワタをこそげ取り、長さ4等分の斜め切りにする。
ボウルに挽き肉、にんにく、塩、胡椒を入れて手でよく混ぜ、玉ねぎを加えて全体に混ぜ、2等分にして空気を抜きながら小判形に整える。
フライパンにオリーブオイルを中火で熱して2を約2分焼いて裏に返し、さらに約1分焼く。煮汁の材料、ゴーヤー、ミニトマトを加え、煮立ったら蓋をして弱火で8分煮る。
食べるのが大好き、飲むのはもっと好きな料理研究家。季節の素材を巧みに使った、食べごたえも十分な料理を日々考案中。モットーは「誰にでもおいしくつくれる」こと。アレンジしたレシピに技が光る。雑誌、テレビなどでの活動に加え、DELISH KITCHENのレシピプロデュースを手がける。著書も多数。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2022夏』に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:竹内章雄