旬の食材を使った3ステップレシピ
爽やかな野菜ソースがたまらない"ビーフハンバーグの夏野菜煮"

爽やかな野菜ソースがたまらない"ビーフハンバーグの夏野菜煮"

ゴーヤーの苦味が夏においしい、失敗知らずのさっと煮込みです。手間を省くための知恵を駆使した納得のおかずを、料理研究家の井原裕子さんに教わりました。

“ビーフハンバーグの夏野菜煮”のつくり方

玉ねぎは下炒めなしでスピードアップ。シャキシャキの歯ごたえが新鮮です。ハンバーグを焼いたところに野菜を投入。肉の旨味がトマトになじんで極上の野菜ソースに。生焼けの失敗もありません。

材料材料 (2人分)

●挽き肉だね
・ 牛挽き肉250g
・ にんにく小さじ1/3(すりおろす)
・ 塩小さじ1/4
・ 胡椒少々
・ 玉ねぎ1/2個分(100g)(みじん切り)
ゴーヤー縦切り1/2本(120g)
ミニトマト1パック(160g)
オリーブオイル大さじ1/2
●煮汁
・ 水200ml
・ 塩小さじ1/2
・ 胡椒少々
・ ローリエ1枚

1ゴーヤーの下ごしらえ

ゴーヤーはスプーンで種とワタをこそげ取り、長さ4等分の斜め切りにする。

ゴーヤーの下ごしらえ

2挽き肉だねをつくる

ボウルに挽き肉、にんにく、塩、胡椒を入れて手でよく混ぜ、玉ねぎを加えて全体に混ぜ、2等分にして空気を抜きながら小判形に整える。

挽き肉だねをつくる

3焼く

フライパンにオリーブオイルを中火で熱して2を約2分焼いて裏に返し、さらに約1分焼く。煮汁の材料、ゴーヤー、ミニトマトを加え、煮立ったら蓋をして弱火で8分煮る。

焼く
完成

教える人

井原裕子 料理研究家

井原裕子 料理研究家

食べるのが大好き、飲むのはもっと好きな料理研究家。季節の素材を巧みに使った、食べごたえも十分な料理を日々考案中。モットーは「誰にでもおいしくつくれる」こと。アレンジしたレシピに技が光る。雑誌、テレビなどでの活動に加え、DELISH KITCHENのレシピプロデュースを手がける。著書も多数。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022夏』に掲載したものです。

四季dancyu 2022夏
四季dancyu 2022夏
A4変型判(120頁)
2022年6月8日発売/1,100円(税込み)

文:中村裕子 写真:竹内章雄

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。