水を一滴も加えずに野菜の旨味を凝縮させます。ルウは断然辛口がおすすめ。いつものルウと材料で、家カレーを数段グレードアップさせるレシピを料理研究家の上田淳子さんに教わりました。
上田さん曰く「たくさん食べても罪悪感のないカレー」。野菜が多めなので、ルウは辛口が合う。旬の夏野菜でつくればさらに色鮮やかに。あと口も爽やか、キリッと冷えた白ワインと合いそうだ。
豚肉 | 300g(切り落とし) |
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A | |
・ にんにく | 1片(すりおろし) |
・ 生姜 | 小1片(すりおろし) |
・ 塩 | 小さじ1/2 |
玉ねぎ | 2個 |
なす | 2本 |
ズッキーニ | 大1本 |
トマト | 大2個(できるだけ完熟したもの) |
オリーブ油 | 大さじ1 |
カレールウ | 約60g(辛口) |
塩 | 適量 |
胡椒 | 適量 |
ご飯 | 適量 |
※水分が多い夏野菜でつくるレシピ。旬でないときは野菜の水分が少ないので、蒸し煮の際に野菜が焦げつきやすい。大さじ3程度の水を加えて調整しよう。
豚肉は食べやすい大きさに切り、Aをもみ込んでおく。玉ねぎ、なす、ズッキーニは 2cm程度の角切り。トマトはざく切りにする。
鍋にオリーブ油をひき、野菜を全体にまんべんなく入れ、その上に1の豚肉を広げる。蓋をして中火にかけ温まってきたら火を少し弱め、焦げつかないように気をつけながら、弱火で15分程度煮る。いったん、蓋を開けて全体を混ぜ、さらに10分煮る。
火を止めてカレールウを割り入れ、ルウが溶けたら全体を混ぜる。再度、弱火にかけ、とろみがつくまで煮て塩、胡椒で味をととのえる。
いったん、火を止めてカレールウを割り入れ、ルウが溶けたら全体を混ぜる。再度弱火にかけ5分ほど混ぜながら煮て、塩、胡椒で味をととのえる。
神戸市生まれ。スイス、フランスのホテル、レストラン、シャルキュトリーなどで研鑽を積む。帰国後はパティシエを経て料理教室を主宰するほか、テレビや雑誌で活躍。双子の子育て経験を生かした食育、家庭料理からフランス料理まで、レシピは幅広い。『かんたん仕込みですぐごはん』(世界文化社)など著書多数。
※この記事は『技あり!dancyu カレー』に掲載したものです。
文:瀬川 慧 写真:宗田育子