別名「貧乏人のキャビア」という、フランスのビストロの名物料理。実は日本酒にも合うんです!さっぱりと飲みたい時にうってつけの、お酢つまみを、日本酒もお酢も大好物の酒肴家・稲垣知子さんに教えてもらいました。
バルサミコ酢の熟成感となすのねっとり感が重めのお酒にマッチします。
なす | 2本 |
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にんにく | 1片 |
アンチョビフィレ | 3枚(10g) |
エクストラバージンオリーブオイル | 小さじ2 |
バルサミコ酢 | 大さじ1/2 |
塩 | 少々 |
バゲット | 適量 |
なすはオーブントースターか魚焼きグリルに並べる。にんにくはアルミホイルで包み、なすの横に置く。なすとにんにくがやわらかくなるまで焼く。
なすとにんにくの皮をむき、包丁でたたいて粗みじんのペースト状にする。
アンチョビはキッチンペーパーで軽く押さえて余分なオイルを取り、オリーブオイル小さじ1とともに鍋に入れ、中火にかける。ジュワジュワと音がして、アンチョビがほぐれたら2とバルサミコ酢を加え、水分をとばすように混ぜながら加熱する。ねっとりしてきたら塩で味をととのえる。
火を止め、オリーブオイル小さじ1を加えてよく混ぜ、そのまま冷ます。
器に4を盛り、バゲットを食べやすく切って添える。
日本酒に合うつまみを雑誌や書籍などで提案。蔵元からの信頼も厚い。萩ふるさと大使でもあり、考案した沓形の酒器が日本酒党に大好評(東京「朧酒店」「籠屋秋元商店」、神奈川「望月商店」などの酒販店で販売中)。著書に『日本酒マリアージュ』(誠文堂新光社)など。
※この記事の内容は、「技あり!dancyu お酢」に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:宮濱祐美子