おやつの新定番
軽やかな食べ心地の"米粉パンケーキ豆腐クリーム添え"

軽やかな食べ心地の"米粉パンケーキ豆腐クリーム添え"

米粉と豆乳ヨーグルトでつくるパンケーキはやさしい味わい。豆腐クリームとフルーツマリネを添えると華やかな一皿に。ヴィーガン菓子・料理研究家の今井ようこさんに食べごたえ十分、なのに体が重くならないおやつの新定番を教えてもらいました。

豆腐クリームをつくってみよう

木綿豆腐を使ったなめらかでやさしい甘さのクリーム。お菓子のトッピングやデコレーションなどに使えます。

材料材料 (つくりやすい分量)

木綿豆腐1丁(350g)
A
・ バニラビーンズ1〜2cm分(種をさやからこそぎ出す)
・ メイプルシロップ大さじ3
・ 豆乳大さじ1と1/2〜2

1豆腐をゆでる

鍋に湯を沸かして豆腐を入れ、豆腐が少し揺れているくらいの火加減で5分ほどゆでる。ザルにあげて水気をきる。

豆腐をゆでる

2水きりする

ザルごとバットにのせ、キッチンペーパーをかぶせ、重し(バットに砂糖の袋など1kg程度)をし、30分〜1時間水きりする。350gが約250gになるまで。

水きりする

3重しを取る

重しを取るとこんな感じ。豆腐をしっかりと水きりするのが上手に仕上げるポイント。

重しを取る

4撹拌する

適当な大きさに崩して計量カップなどの縦長の容器に入れ、Aを加え、ハンディブレンダーで撹拌する。豆乳は一気に入れず、様子を見ながら。

撹拌する

5完成

なめらかなクリーム状になってツヤが出たら出来上がり。保存容器に入れて冷蔵庫で4〜5日(夏場は2日)保存可。

完成
豆腐クリーム

“米粉パンケーキ豆腐クリーム添え”のつくり方

パンケーキに米粉を使うと少しもちっとしていながら、軽い食べ心地。フルーツマリネはいちご、オレンジ、りんご、バナナなど好みのもので。

豆乳ヨーグルトについて

豆乳ヨーグルトは、豆乳を植物由来の乳酸菌で発酵させてつくった植物性ヨーグルト。今回は、ヨーグルトの代わりに使用。

豆乳ヨーグルト

材料材料 (直径10cm程度のもの4枚分)

A
・ 米粉70g
・ 片栗粉10g
・ ベーキングパウダー小さじ1
B
・ 豆乳ヨーグルト160g
・ てんさい糖20g
米油適量
豆腐クリーム適量
メロン適量
キウイ適量
メイプルシロップ適量

1果物をマリネする

メロンとキウイは食べやすい大きさに切り、器に入れ、メイプルシロップを多めに加えて混ぜ、マリネする。

果物をマリネする

2粉とヨーグルトを混ぜる

ボウルにAを入れて泡立て器で混ぜ、別のボウルでBを混ぜ合わせてから加え、ムラなく混ぜる。

粉とヨーグルトを混ぜる

3焼く

フライパンに油少々を熱し、いったん火からおろして濡れ布巾の上に置き、2の1/4量を入れて直径10cmくらいに広げ、弱めの中火にかける。

焼く

4仕上げ

生地の周りが乾いて焼き色がついたら返し、両面焼いて中まで火を通す。同様にしてあと3枚焼く。器に盛り、1と豆腐クリームを添える。

仕上げ
完成

教える人

今井ようこ

今井ようこ

ヴィーガン菓子・料理研究家。製菓学校を卒業した後、(株)サザビーリーグに入社、アフタヌーンティー・ティールームの商品企画・開発を担当。その後、独立。現在は商品開発やメニュー開発、焼き菓子の受注を行なうほか、野菜料理と体にやさしいお菓子の教室「roof」主宰。

※この記事の内容は、四季dancyu「春のレシピ」に掲載したものです。

四季dancyu 春のレシピ
四季dancyu 春のレシピ
A4変型 判(120頁)
2022年3月15日発売/1,100円(税込)

文:松原京子 撮影:邑口京一郎

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。