おやつの新定番
甘酸っぱく軽やかな"ベリーと豆腐クリームのタルト"

甘酸っぱく軽やかな"ベリーと豆腐クリームのタルト"

タルト生地を型に敷き込み、アーモンド生地をのせてオーブンへ。ここまでできれば、あとは簡単。豆腐クリームとフルーツをトッピング。今回はいちごとラズベリーを使って仕上げ、春爛漫に。ヴィーガン菓子・料理研究家の今井ようこさんに食べごたえ十分、なのに体が重くならないおやつの新定番を教えてもらいました。

“ベリーと豆腐クリームのタルト”のつくり方

サクッとしたタルトと豆腐クリームの組み合わせが新しい!フルーツはいちごだけでもいいですが、ラズベリーが少し入ると赤色のグラデーションがついて大人っぽくなります。

材料材料 (直径18cmの底取式タルト型1台分)

A
・ 薄力粉90g
・ 全粒粉30g(薄力粉タイプ)
・ てんさい糖10g
B
・ 米油大さじ3
・ 豆乳大さじ2
C
・ アーモンドパウダー50g
・ 薄力粉25g
・ ベーキングパウダー小さじ1/4
D
・ 米油大さじ1
・ メイプルシロップ大さじ1と1/2
・ 豆乳大さじ1
豆腐クリーム適量
いちご15個
ラズベリー適量

1下準備

オーブンは170℃に予熱する。いちごはヘタを取り、6個はそのまま、残り9個は縦半分に切る。

2粉と豆乳を混ぜる

ボウルにAを入れてゴムベラで混ぜ、別のボウルでBを泡立て器で混ぜ合わせてから加え、ムラなく混ぜる。Bは一度に全部加えず、調整用に少し残しておく。

粉と豆乳を混ぜる

3まとめる

まとまってきたら手で混ぜ、ひとまとめにする。まとまりづらかったら残しておいたBを加え、自然とまとまる程度のかたさにする。

まとめる

4生地をのばす

オーブンペーパーの上にのせ、ラップをかぶせ、麺棒でタルト型よりひと回り大きい丸形にのばす。

生地をのばす

5タルト型にいれる

麺棒に巻きつけてタルト型の上に移動させ、麺棒を転がして広げる。底と側面に敷き込み、型の縁から出た余分な生地は除く。

タルト型にいれる

6底に穴をあける

側面を指先で押しつけてきれいに整え、底にフォークで穴をあけていく。

底に穴をあける

7アーモンド生地をつくる

ボウルにCを入れてゴムベラで混ぜ、別のボウルでDを泡立て器で混ぜ合わせてから加え、ムラなく混ぜる。

アーモンド生地をつくる

8焼く

アーモンド生地を6のタルト型に入れ、ゴムベラで全体に広げてならす。170℃のオーブンで20〜25分焼く。

焼く

9冷ます

焼き上がったら網にのせ、粗熱が取れたら型からはずし、冷ます。

冷ます

10仕上げ

豆腐クリームを全体にのせる。さらにタルトの縁に豆腐クリームをスプーンを縦にして落とす。いちごとラズベリーをランダムにのせる。

仕上げ
完成

教える人

今井ようこ

今井ようこ

ヴィーガン菓子・料理研究家。製菓学校を卒業した後、(株)サザビーリーグに入社、アフタヌーンティー・ティールームの商品企画・開発を担当。その後、独立。現在は商品開発やメニュー開発、焼き菓子の受注を行なうほか、野菜料理と体にやさしいお菓子の教室「roof」主宰。

※この記事の内容は、四季dancyu「春のレシピ」に掲載したものです。

四季dancyu 春のレシピ
四季dancyu 春のレシピ
A4変型 判(120頁)
2022年3月15日発売/1,100円(税込)

文:松原京子 撮影:邑口京一郎

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。