揚げ物を引き立てる副菜
辛痺がたまらない"ふんわり揚げなすの花椒風味"

辛痺がたまらない"ふんわり揚げなすの花椒風味"

じっくり揚げたなすはそのままでもおいしいけれど、香味野菜やスパイスを加えるとパンチが効いて極上の野菜料理に。せっかく目の前に揚げ油があるのだから、もう1品なに揚げよう?それなら、冷蔵庫にある野菜がお薦め。おかずにもおつまみにもなりますよ。ちょっと手間でも、「つくってよかった!」と思うこと間違いなしの副菜を、料理研究家の重信初江先生に習いました。

“ふんわり揚げなすの花椒風味”をつくる

できるなら、なすを揚げると同時に、香味野菜を炒めるのがベスト。こうするとアツアツのなすに香りのよい油がよくなじむ。

おいしさのコツ!
軽い食べ心地なのはじっくり揚げてふんわりと仕上げているから。油をよくきってから香味野菜と香りのよい油をからめるのもコツ。アツアツはもちろん、冷めても美味。

材料材料 (2人分)

なす3本
片栗粉適量
揚げ油適量
サラダ油小さじ1(または太白胡麻油)
長ねぎ1/4本(みじん切り)
にんにく1片(みじん切り)
赤唐辛子1本(種を取ってちぎる)
花椒小さじ1
小さじ1/3
胡椒少々

1下準備

なすはヘタを取って3等分の長さに切り、4つ割りにする。塩小さじ1/3(分量外)をふって5分置き、表面の水気をキッチンペーパーで押さえる。

2揚げる

1に片栗粉をまぶし、180℃の揚げ油に入れ、3~4分かけてカラリと揚げ、油をきる。

3調味料を炒める

フライパンにサラダ油、長ねぎ、にんにくを入れて中火で2~3分炒め、香りが出たら唐辛子と花椒を加え入れて軽く炒め、塩、胡椒をふる。

4仕上げ

2のなすを加えて手早くからめる。

完成

教えてくれた人

重信初江 料理研究家

料理研究家のアシスタントを経て独立し、雑誌やテレビなどで活躍中。身近な食材を使った再現性の高いレシピに定評がある。旅行好きで韓国、台湾など旅先で出合った味をアレンジしたレシピも得意。晩ごはん献立』など著書多数。インスタグラムもおいしそう。

※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 最強!から揚げレシピ」に掲載したものです。

cyu定番シリーズ 最強! から揚げレシピ
dancyu定番シリーズ 最強! から揚げレシピ
A4変型判(120頁)
2021年11月29日発売 880円(税込み)

文:松原京子 写真:竹内章雄

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。