2人分でにら1束を使った、にら好きにはたまらない焼きそば。削り節と醤油、黒酢で味つけしたにらはそれだけでもおいしいけれど、カリカリ麺との相性も◎。極細麺によくからむ。喉ごしがよく、食材との相性も選ばない「香港的」焼きそばを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
にらに削り節をからませることで旨味が加わり、なじみのある味になってグッと食べやすくなる。海老麺、卵麺どちらもお薦め。
ゆでた麺を具材と一緒に油で炒めて仕上げるタイプの焼きそば。香港麺は細いので、組み合わせる具も細切りやみじん切りにすると麺とよくからんで美味。味つけも軽めにするとバランスがとれる。
海老麺 | 3玉分(下ごしらえしたもの) |
---|---|
植物油 | 大さじ2 |
にら | 1束(100g) |
削り節 | 1袋(パック入り) |
白煎り胡麻 | 適量 |
醤油 | 大さじ1 |
黒酢 | 大さじ2 |
塩 | 少々 |
にらは端から細かく切る。
フライパンに植物油大さじ1 を熱して麺の半量を入れ、フライ返しで押さえながら強めの中火で4~5分焼く。裏返してカリカリに焼き上げる。残りも同様にして焼き、器にのせる。
2のフライパンににら、削り節を入れてさっと混ぜ、火からおろし、醤油、黒酢、塩を加えて混ぜ合わせ、器に麺を盛った上にのせ、胡麻をふる。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 焼きそば100レシピ」に掲載したものです。
取材:松原京子 写真:竹内章雄