今までありそうでなかった、新感覚の野菜のおかず。ごぼうもビーツも皮をむいて細切りにし、下ゆでなどはしないでそのまま炒めます。醤油、みりん、クミンシードの組み合わせが絶妙です。冬のおかずをおいしくするスパイスとハーブ使いをスパイスの達人・小堀紀代美さんに教えてもらいました。
ごぼうとビーツは同じくらいの太さに切ると、仕上がりがきれい。エスニックなテーブルにも和の食卓にも合います。
独特の強い香りと甘い風味があるクミンシード、油で炒めると刺激的な香りが出る赤唐辛子。
ごぼう | 1/2本 |
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ビーツ | 小1個(120g) |
胡麻油 | 大さじ1と1/2 |
赤唐辛子 | 大1/2本(種を取る) |
クミンシード | 大さじ1 |
塩 | ひとつまみ |
きび砂糖 | 大さじ1/2 |
醤油 | 大さじ1 |
みりん | 大さじ1 |
煎り白胡麻 | 少々 |
ごぼうとビーツは皮をむいて細切りにし、ごぼうは水にさらしてザルにあげる。
鍋に胡麻油、赤唐辛子、クミンシードを入れて弱めの中火にかけ、クミンシードのまわりからフツフツと泡が立ってきたら、ごぼうとビーツを入れて塩をふり入れてさっと炒め、きび砂糖を加えて2~3分炒める。
醤油、みりんを加えて中火にし、汁気がなくなるまで炒める。仕上げに胡麻を加えて混ぜる。
レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は料理教室「LIKE LIKE KITCHEN」主宰。おいしいもの好きが高じて世界各国を食べ歩き、そんな経験から、スパイスやハーブ使いの達人となる。
※この記事の内容は、四季dancyu「冬のレシピ」に掲載したものです。
文:松原京子 撮影:邑口京一郎