カレーの風味が食欲をそそる、シンガポール風焼きそば。ほんのり海老風味の海老麺とカレーの風味が重なり合ってオリエンタル。キーンと冷えたビールとともに味わいたい。喉ごしがよく、食材との相性も選ばない「香港的」焼きそばを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
海老の代わりにイカ、豚薄切り肉や豚挽き肉、ソーセージなどを使っても。野菜はキャベツだけ、もやしだけでもOK。
ゆでた麺を具材と一緒に油で炒めて仕上げるタイプの焼きそば。香港麺は細いので、組み合わせる具も細切りやみじん切りにすると麺とよくからんで美味。味つけも軽めにするとバランスがとれる。
海老麺 | 3玉分(下ごしらえしたもの) |
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むき海老 | 100g |
キャベツ | 100g |
もやし | 100g |
植物油 | 大さじ1 |
カレー粉 | 大さじ1と1/2 |
酒 | 大さじ1 |
醤油 | 大さじ1/2 |
塩 | 小さじ1/4 |
海老は背ワタがあれば取り除き、洗って水気を拭く。キャベツは幅8mmのせん切りにし、もやしはひげ根を取って洗い、水気をきる。
フライパンに植物油を熱して海老、もやし、キャベツを入れて手早く炒め、火が通ったら麺を加えて炒める。
カレー粉をふってさらに炒めてなじませ、酒をふり、醤油、塩で味を調える。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 焼きそば100レシピ」に掲載したものです。
取材:松原京子 写真:竹内章雄