旨味の強い豚バラ薄切り肉と、長ねぎ、青唐辛子、香菜といった香味野菜を取り合わせた、香り高い焼きそば。酢をかけて食べるのもお薦め。喉ごしがよく、食材との相性も選びばない「香港的」焼きそばを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
青唐辛子の辛さはそれぞれなので、量は好みで調節。辛いのが苦手な人は、ししとうや辛くない万願寺唐辛子を使っても。
ゆでた麺を具材と一緒に油で炒めて仕上げるタイプの焼きそば。香港麺は細いので、組み合わせる具も細切りやみじん切りにすると麺とよくからんで美味。味つけも軽めにするとバランスがとれる。
卵麺 | 3玉分(下ごしらえしたもの) |
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豚バラ肉 | 100g(薄切り) |
長ねぎ | 1本 |
青唐辛子 | 3~4本 |
植物油 | 大さじ1/2 |
酒 | 大さじ1 |
塩 | 小さじ1/2 |
胡椒 | 少々 |
香菜 | 80g(ざく切り) |
豚肉は幅1cmに、ねぎは長さ4cmに切ってから縦に幅3~5cmに切る。唐辛子は斜め輪切りにする。
フライパンに植物油を熱して豚肉を炒め、ねぎを加えてさっと炒め、麺を加えて炒め合わせる。
酒をふり、唐辛子を加えてさらに炒め、辛味が出たら塩、胡椒で味を調える。仕上げに香菜を加えてざっと混ぜる。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 焼きそば100レシピ」に掲載したものです。
取材:松原京子 写真:竹内章雄