ポイントはゆっくり煮ること。鶏肉の旨味が煮汁にじっくりなじんで他の野菜たちの味わいも引き立ちます。柚子胡椒や七味、柑橘類の搾り汁などでアクセントをつけるのもまた楽しい。塩味をつくる塩、醤油、味噌の3つを軸に、余分な調味料を省いた「これで決まり」の引き算料理を料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
鶏だんごは大きくつくるとダイナミックな鍋に。そのままでもおいしいし、柚子胡椒や七味唐辛子、柑橘類の搾り汁で味にアクセントをつけるのもおすすめ。
★ 挽き肉だね | |
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・ 鶏挽き肉 | 400g |
・ 長ねぎ | 1/2本分(みじん切り) |
・ 生姜 | 小さじ1(すりおろし) |
・ 酒 | 大さじ2 |
・ 塩 | 小さじ1/5 |
・ 片栗粉 | 大さじ1 |
・ 水 | 大さじ2 |
水 | 5カップ |
★ 調味料 | |
・ 酒 | 大さじ2 |
・ みりん | 大さじ2 |
・ 塩 | 小さじ1と1/2 |
にんじん | 1本 |
水菜 | 200g |
にんじんはピーラーで皮をむき、ピーラーでそのまま帯状にスライスする。水菜は根元を切り、長さ5~6cmに切る。
ボウルに挽き肉だねの材料を合わせ入れ、手で粘りが出るまでよく混ぜる。
6等分にして水で手を濡らして丸く形づくる。
土鍋に水を煮立てて鶏だんごを1個ずつ入れていく。
調味料を加え、蓋をして弱めの中火で10~15分煮る。中火にしてにんじんを加えてしんなりするまで煮て、水菜を加えてひと煮する。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、四季dancyu「冬のレシピ」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原 ヒデトシ