季節の「引き算」料理
厚切りが旨い"まぐろの漬け丼"

厚切りが旨い"まぐろの漬け丼"

醤油だれに漬け込むことわずか20分!簡単レシピですが、鮮やかな赤がテーブルを華やかに彩る、贅沢な一皿です。お酒の締めにもよく合います!塩味をつくる塩、醤油、味噌の3つを軸に、余分な調味料を省いた「これで決まり」の引き算料理を料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

”まぐろの漬け丼”のつくり方

シンプルなのに、赤が際立つ圧倒的な存在感。まぐろは少し厚めに切るのがポイントです。小丼にしてお酒の締めするのもお薦め。

材料材料 (2人分)

まぐろ180g(サク、赤身)
★ たれ(混ぜ合わせる)
・ 醤油大さじ2
・ みりん大さじ1
・ 酒大さじ1/2
わさび適量(すりおろし)
ご飯2杯分
醤油少々

1まぐろをカットする

まぐろは厚さ8mm~1cmに切る。

2漬ける

たれにまぐろを入れてからめ、20分ほど漬ける。

3盛りつける

丼にご飯を盛ってまぐろを並べ、わさびをのせて好みで醤油を全体にかける。

完成
まぐろの種類によって色や味が違いますが、手に入るものでつくってください。赤や黒の斑点が出ていないもの、ドリップが流れ出ていないものを選んで。食卓が華やぐメニューです。

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、四季dancyu「冬のレシピ」に掲載したものです。

四季dancyu 冬のレシピ
四季dancyu 冬のレシピ
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833480833
2021年12月15日発売/1,100円(税込)

文:中村裕子 写真:原 ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。