「ル ジャングレ」の豆皿つまみ
とろける美味しさ!"なすのステーキ"

とろける美味しさ!"なすのステーキ"

じっくり火を入れて柔らかく仕上げたなすに、万能焼きなすペースト、溶けるチーズを重ねて焼いた、グラタンのような一品。柔軟な発想を持った東京・飯田橋にある酒場「ル ジャングレ」の有澤貴司シェフらしい、ユニークな組み合わせの豆皿つまみレシピです。

なすのステーキのつくり方

溶けるチーズに包まれ、とろんと全体が一つにまとまる。ペーストとステーキのダブル焼きなすを温かい日本酒と共に楽しめば、口の中でチーズの旨味がより一層広がります。

おいしく飲むコツ
仕上げのオーブントースターで焼きすぎると、全体の食感が悪くなるので、チーズがとけたらすぐに出すこと。合わせる酒は純米酒の50度くらいの燗酒で。口の中が温まることで、全体の風味をより感じやすくなります。

材料材料 (2人分)

なす1本
万能焼きなすペースト大さじ2
溶けるチーズ大さじ1
サラダ油大さじ1~2
少々
黒胡椒少々

1なすの下準備

なすは皮をむいて半割にし、全体に塩を振って5分おく。表面に出てきた水分をしっかり拭く。

なすの下準備

2なすを焼く

フライパンに油を熱し、中火でなすをじっくり焼く。

なすを焼く
なすを焼く

3ペーストとチーズをのせる

なすに火が通ったら、なすの断面にペーストをのせて広げ、その上からチーズをのせる。

ペーストとチーズをのせる
ペーストとチーズをのせる

4仕上げる

耐熱皿に移し、オーブントースターに入れてチーズがとろけたら器に盛り、胡椒をふりかけて完成。

完成

教える人

有澤 貴司 「ル ジャングレ」オーナーシェフ

有澤 貴司 「ル ジャングレ」オーナーシェフ

ホテルのフレンチや、東京・西麻布にあるフレンチレストラン「OHARA ET CIE」などを経て、27歳のときに学芸大学で「ワイン酒場booze」を開店し大繁盛店に。その後、2016年に飯田橋に場所を移し、ナチュラルワインと日本酒が充実した「ル ジャングレ」を開店。ジャンルレスの料理と心地よい空間に、多くの人が魅了されている。

外観
「飯田橋駅」A4出口から出て、小道を曲がると見えてくるグリーンが目印。2022年4月に改装し、カフェも併設するように。
内観
全25席(カウンター8席)。カード可。禁煙。生ビール680円、日本酒は半合500円~、グラスワイン900円~、ボトルワイン5500円~。店内にはウォークインのワインセラーがあり、ナチュラルワイン中心。

店舗情報店舗情報

ル ジャングレ
  • 【住所】東京都千代田区飯田橋4-7-4
  • 【電話番号】03-6261-6233
  • 【営業時間】18:00~22:30(L.O.)
  • 【定休日】日曜 月曜
  • 【アクセス】東京メトロほか「飯田橋駅」から2分

文:浅妻千映子 撮影:竹之内 祐幸

浅妻 千映子

浅妻 千映子 (食ライター)

大学卒業後、3年間のゼネコン勤務ののち、ライターに。雑誌やweb等で活躍。料理研究家としてレシピ開発も。著書に『江戸前握り』『パティシエ世界一』(光文社新書)など、レシピ本に『浅妻千映子キッチン』(ぴあ)、『ほめられレシピ』(主婦と生活社)がある。『東京最高のレストラン』(ぴあ)の審査員。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート。