じっくり火を入れて柔らかく仕上げたなすに、万能焼きなすペースト、溶けるチーズを重ねて焼いた、グラタンのような一品。柔軟な発想を持った東京・飯田橋にある酒場「ル ジャングレ」の有澤貴司シェフらしい、ユニークな組み合わせの豆皿つまみレシピです。
溶けるチーズに包まれ、とろんと全体が一つにまとまる。ペーストとステーキのダブル焼きなすを温かい日本酒と共に楽しめば、口の中でチーズの旨味がより一層広がります。
なす | 1本 |
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万能焼きなすペースト | 大さじ2 |
溶けるチーズ | 大さじ1 |
サラダ油 | 大さじ1~2 |
塩 | 少々 |
黒胡椒 | 少々 |
なすは皮をむいて半割にし、全体に塩を振って5分おく。表面に出てきた水分をしっかり拭く。
フライパンに油を熱し、中火でなすをじっくり焼く。
なすに火が通ったら、なすの断面にペーストをのせて広げ、その上からチーズをのせる。
耐熱皿に移し、オーブントースターに入れてチーズがとろけたら器に盛り、胡椒をふりかけて完成。
ホテルのフレンチや、東京・西麻布にあるフレンチレストラン「OHARA ET CIE」などを経て、27歳のときに学芸大学で「ワイン酒場booze」を開店し大繁盛店に。その後、2016年に飯田橋に場所を移し、ナチュラルワインと日本酒が充実した「ル ジャングレ」を開店。ジャンルレスの料理と心地よい空間に、多くの人が魅了されている。
文:浅妻千映子 撮影:竹之内 祐幸