平松洋子さんの本誌連載「台所の時間」から、20年目のベスト・エッセイ集『パセリカレーの立ち話』が発刊されます。そこで、タイトルにもなった平松さんの名作料理、パセリカレーのレシピを公開します!
2021年1月号、創刊30周年記念「おいしいレシピ」大特集では、食ライターと編集者にアンケートをとり、選りすぐりの100皿を紹介しました。その中で、見事、堂々のトップ当選を果たした料理こそ、平松洋子さんの「パセリカレー」なのです。
上記のコメントは寄せられた熱いコメントのほんの一部です。山盛りのパセリが生み出すクセになる味わいをぜひお試しください!
合挽き肉 | 500g |
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パセリ | 25本程度 |
カレー粉 | 大さじ2と1/2~* |
トマトピューレ | 2/3カップ(またはトマトの水煮) |
にんにく | 小さじ1/2(すりおろす) |
生姜 | 小さじ2/3(すりおろす) |
水 | 1/2カップ |
塩 | 適宜 |
ご飯 | 適量 |
*平松さんはエスビーの赤缶を愛用している。
挽き肉を深めの鍋に入れ、カレー粉を入れる。唐辛子、黒胡椒(ともに分量外)を加えてもパンチが出ておいしい。肉を炒めてからカレー粉を入れると、肉が脂でコーティングされているため、中に味が入っていかないので注意。
スパイスが肉によく混じるまで、中火で炒める。この時点では、肉にまだ赤い部分が残っていても大丈夫。
パセリを水に漬けてよく洗い、ざくざく刻んで、みじん切りにする。軸は長さ5mmくらいに切る。パセリの水気もカレーの水分となるので、水気はついたままでOK。
3のパセリを3回くらいに分けながら2の鍋に入れ、よく混ぜ合わせる。挽き肉とパセリがなじんで全体が一体になればよい。
トマトピューレ、水を加えて、蓋をして煮る。20分ほど煮たら、塩で味をつけ、にんにく生姜のすりおろしを加える。ご飯とともに皿に盛る。
文:渡辺菜々緒 撮影:安彦幸枝