「ブリコラージュ ブレッド&カンパニー」のサンドとタルティーヌ
自家製のべったら漬けがアクセントの"サバサンド"

自家製のべったら漬けがアクセントの"サバサンド"

焼きサバとともに、西京味噌マヨネーズとべったら漬けを挟んだボリューミーな一品。レモンゼストがフワッと香り、和洋折衷の優しい口当たりと深い味わいが美味。東京・六本木にある人気パン屋「ブリコラージュ ブレッド&カンパニー」の人気サンドのレシピを大公開。休日に、ワインを添えて食べたくなる、目にも美味しいレシピをご紹介します。

“サバサンド”のつくり方

ふんわり柔らかく、ほんのり甘味のある「農民パン」は、サンドイッチにぴったり。和の食材とも相性がよく、パンに塗った西京味噌マヨネーズが全体をまとめる。奥に忍ばせたレタスも食感のアクセントに。

おいしさのコツ!
市販の塩サバではしょっぱすぎるので、生サバに塩をして調理すること。農民パンの代用は、ハード系ではなく、ふんわりタイプの食パンを。ほんのり甘みのあるリッチな味わいのものを使うのがお薦め。

材料材料 (1人分)

農民パン1枚(厚さ3.5cm)
サバ1/4尾
レタス1枚
紫玉ねぎ10g
★ べったら漬け(つくりやすい分量、市販でも可)
 ├ 大根400g
 ├ 液体塩こうじ50g
 ├ グラニュー糖36g
 ├ 塩6g
 ├ 昆布2g
 └ 赤唐辛子1本(種を抜き、小口切り)
★ 西京味噌マヨネーズ21g
 ├ 西京味噌14g
 └ マヨネーズ7g
レモンゼスト適量

1べったら漬けをつくる

大根は皮を剥き、薄くスライスする。塩を振り30分置いたら、水気を絞る。密封できる保存袋に、液体塩こうじ、グラニュー糖、塩、昆布、赤唐辛子を入れ、よく混ぜる。大根を加えたら、よく揉んで、冷蔵庫で一晩置いたら完成。

べったら漬けをつくる
べったら漬けをつくる

2サバを焼く

サバは重さの1%の塩(分量外)をして、キッチンペーパーに包んで冷蔵庫に入れ、ひと晩おく。翌日、270℃に予熱したオーブンに水気を拭いたサバを入れ、7~8分焼いて冷ます(魚焼きグリルやフライパンで焼いてもOK)。粗熱が取れたら皮目にレモンゼストを振っておく。

サバを焼く
サバを焼く
サバを焼く

3西京味噌マヨネーズをつくる

西京味噌とマヨネーズをよく混ぜる。

4具材の下準備

紫玉ねぎは薄くスライスして15分ほど水にさらしたら、水気をしっかり切る。

5西京味噌マヨネーズを塗る

農民パンに深く切れ目を入れ、上下に西京味噌マヨネーズを塗る。

西京味噌マヨネーズを塗る

6仕上げる

レタスを折りたたんで、切れ目の一番奥に入れる。下から順に、④の紫玉ねぎ、①のべったら漬け25g、②のサバを重ねたら完成。

仕上げる
仕上げる
仕上げる
完成
内観
朝から夜まで通し営業。店内外合わせて70席。禁煙。ナチュラルワインも豊富。
外観
六本木ヒルズのけやき坂通り沿いにある。テラス席もあり、ペットを連れた人の姿も見かける。

店舗情報店舗情報

ブリコラージュ ブレッド&カンパニー
  • 【住所】東京都港区六本木6丁目15‐1 けやき坂テラス1階
  • 【電話番号】03‐6804‐3350
  • 【営業時間】7:00~19:00(閉店) 金曜は~20:00(閉店) 土日祝は8:00~20:00(閉店)
  • 【定休日】月曜(祝日の場合は営業)
  • 【アクセス】東京メトロ「六本木駅」より5分

文:浅妻千映子 撮影:鈴木泰介

浅妻 千映子

浅妻 千映子 (食ライター)

大学卒業後、3年間のゼネコン勤務ののち、ライターに。雑誌やweb等で活躍。料理研究家としてレシピ開発も。著書に『江戸前握り』『パティシエ世界一』(光文社新書)など、レシピ本に『浅妻千映子キッチン』(ぴあ)、『ほめられレシピ』(主婦と生活社)がある。『東京最高のレストラン』(ぴあ)の審査員。日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート。