とろっと甘じょっぱいタレをまとったイワシは、ご飯との相性が抜群。そのままご飯にのせて、煮汁溢れる丼仕立てもお薦めです。料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
甘辛味がたまらない。ご飯との相性が抜群です。煮汁ごとご飯にのせて、丼仕立てにするのもおすすめ。七味唐辛子を味のアクセントにして。
イワシ | 4尾 |
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片栗粉 | 適量 |
サラダ油 | 大さじ1 |
★ 煮汁 | |
・ 酒 | 大さじ2 |
・ 味醂 | 大さじ2 |
・ 砂糖 | 大さじ1/2 |
・ 醤油 | 大さじ2 |
・ 生姜 | 小さじ1(すりおろし) |
長ねぎ | 12cm |
七味唐辛子 | 少々 |
イワシは手開きにする。ねぎは長さ3~4cmに切り、両面に浅く切り込みを入れる。
フライパンにねぎを並べて中火で両面を焼き、蓋をして弱火で2分ほど蒸し焼きにして取り出す。
イワシは水気を拭いてから両面に片栗粉をふる。
フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、イワシの身の部分を下にして入れる。中火で2~3分焼き、フライ返しで返して同様に焼く。
余分な脂をキッチンペーパーで拭き取り、弱火にして煮汁の材料を加えて混ぜ、スプーンで煮汁をかけるようにして全体にからめる。
器にイワシを盛って七味唐辛子をふり、ねぎを添える。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の は」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原 ヒデトシ