じゃがいもはほろほろに、キャベツはしんなりと、しっかり火を入れるのがお薦めです。食べる直前に味噌を加えれば、香りがぐんと際立ちます。料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
じゃがいもとキャベツをやわらかくなるまで煮てから、仕上げに味噌を加えるのが、味噌の香りを生かすポイントです。
じゃがいも | 1個 |
---|---|
キャベツ | 80g |
わかめ | 20g(もどして) |
だし汁 | 2カップ |
味噌 | 大さじ1と1/2~2 |
じゃがいもは皮をむいて縦半分に切り、幅1cmの半月切りにして水に10分ほどさらして水気をきる。キャベツは3cm四方に切る。
わかめは水で洗い、水に5分ほどさらして水気を絞り、長さ2cmに切る。
鍋にだし汁、じゃがいもを入れて中火にかけ、煮立ってきたら火を弱めて蓋をして8分ほど、じゃがいもがやわらかくなるまで煮る。
キャベツを加えて2~3分煮てわかめを加え、味噌を溶き入れる。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の は」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:松本祥孝