秋の香り、食感、旨味と三拍子揃った、鮮やかな一皿です。酸味が効いたナンプラーベースのソースが、全体をしっかりまとめます。見た目も華やかで、食卓を彩る秋のサラダとして活躍してくれます。秋のおいしさをストレートに伝えてくれるレシピを堤人美さんに教えてもらいました。
焼きなすの香ばしさのなかに潜むナムプラーと山椒の粉が味わいを深くしています。そこにいくらや湯葉、舞茸といった豪華な旨味が加わって、いろどりも味わいも華やかです。
なす | 4本 |
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舞茸 | 200g |
A | |
・ ナムプラー | 大さじ1/2 |
・ レモン汁 | 小さじ1 |
・ 粉山椒 | 少々 |
湯葉 | 5g(板湯葉) |
いくら | 30g |
小ねぎ | 2本 |
揚げ油 | 適量 |
小ねぎは長めの斜め切りにする。
なすは皮に切り込みを入れてからグリルか焼き網で真っ黒になるまで、中火で14分ほど焼く。熱いうちに皮をむいて粗く刻み、Aで味をととのえる。
続いて舞茸もグリルで中火にして4~5分焼く。取り出したら、食べやすい大きさにほぐす。
小さめのフライパンに揚げ油を入れ、170℃に熱したら湯葉を入れふわっとふくらむまで30秒ほど揚げる。粗熱が取れたら、食べやすい大きさに割っておく。
器に2、3を加え、4の湯葉といくら、小ねぎをのせ、全体をざっと和えていただく。
京都府出身。書籍や雑誌でレシピを紹介するほか、企業のレシピ開発や、CMの料理製作なども手がける。身近な食材にひと工夫を加え、シンプルながらセンスよく仕上げるレシピは幅広い世代に人気。近著に『暮らしが変わる!家に帰ってスグおいしいホットクックごはん』『旬を漬ける保存食』など。
※この記事の内容は、「四季dancyu 秋のレシピ」に掲載したものです。
文:椙下晴子 撮影:田村昌裕