じっくり焼いて焦げ目のあるれんこんの食感と、とろりとからむブルーチーズが美味。分厚く切ったれんこんは食べごたえ抜群、程よい塩気で優しく、見た目にも味わいにも深い秋の訪れを感じる一品です。秋のおいしさをストレートに伝えてくれるレシピを堤人美さんに教えてもらいました。
れんこんをじっくり焼いた焦げ目、その上にとろりと溶けるブルーチーズ。食欲の秋の欲望をそのまま形にしたような一皿は、ぜひワインと一緒に。幸せを感じます。
れんこん | 250g |
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ブルーチーズ | 50g |
醤油 | 少々 |
粗挽き黒胡椒 | 少々 |
オリーブオイル | 大さじ1 |
れんこんは皮ごとよく洗い、厚さ2cmに切る。
フライパンにオリーブオイルを入れ、中火で熱する。温まったられんこんを入れて、動かさずに6~7分ほど焼く。
れんこんを裏返してさらに5~6分ほど焼く。竹串で刺してみてすっと刺さるようになったら醤油をさっと回しかけ、ブルーチーズを散らす。
弱火にし、蓋をして5分ほど蒸らすようにしてチーズを溶かす。最後に粗挽き黒胡椒をふる。
京都府出身。書籍や雑誌でレシピを紹介するほか、企業のレシピ開発や、CMの料理製作なども手がける。身近な食材にひと工夫を加え、シンプルながらセンスよく仕上げるレシピは幅広い世代に人気。近著に『暮らしが変わる!家に帰ってスグおいしいホットクックごはん』『旬を漬ける保存食』など。
※この記事の内容は、「四季dancyu 秋のレシピ」に掲載したものです。
文:椙下晴子 撮影:田村昌裕