堤人美さんの秋のもてなし料理
〆にもつまみにもなる"ラム肉とドライトマトのレモンライス"

〆にもつまみにもなる"ラム肉とドライトマトのレモンライス"

エスニック感溢れる個性的な食材同士のバランスが絶妙なひと皿。トマト、羊肉、スパイスのかけ合いを、レモン汁が爽やかにまとめ、クセのない仕上がりに。〆にも飲み続ける人にもうれしいご飯メニューです。秋のおいしさをストレートに伝えてくれるレシピを堤人美さんに教えてもらいました。

“ラム肉とドライトマトのレモンライス”のつくり方

トマト、羊肉、スパイス、レモン汁とエスニック感満載の材料を使っていながら、クセを強く感じない、万人に嫌われない味。レモン汁がすっきりとした後味にしてくれます。〆のご飯として出しても満足、そのまま飲み続ける人にとっても最高の肴です。

材料材料 (4人分)

2合
ラム肉150g(焼き肉用スライス)
A
・ 塩小さじ1/4
・ 胡椒少々
・ カレー粉大さじ2
・ シナモンスティック1本
・ クローブ2個
・ ローリエ4枚
玉ねぎ1/2個(100g)
にんにく1片
トマトペースト大さじ1
ドライトマト40g(オイル漬け)
B
・ レモン汁大さじ3
・ 水370ml
・ 塩小さじ1/2
オリーブオイル大さじ2

1ラム肉に下味をつける

ラム肉とAをビニール袋などに入れて30分くらいおき、下味をつけておく。

2下準備

玉ねぎはみじん切り、にんにくもみじん切りに、ドライトマトは細切りにする。

3炒める

フライパンにオリーブオイルを加え、中火で、1のラム肉をAごと1分半ほど炒める。続いて2の玉ねぎとにんにくを加え、2分ほど水分をとばすように炒める。

4炊く

トマトペーストとドライトマト、米を加えさっと混ぜ、Bを加えたら蓋をして、強めの中火で沸騰させる。沸騰したら弱火で15分炊く。炊き上がったら10分蒸らしさっくり混ぜて完成。

炊く
具材を炒めたら米を加えて、レモン汁と水で15分炊きます。加熱した後も蒸らし時間をしっかりとるので焦げずにふっくら仕上がります。
完成
蓋をあけるとスパイシーな香りが部屋に広がります。レモン汁を加えて炊くので酸味は控えめ、でもさっぱりとした後味に。

教える人

堤 人美 料理研究家

堤 人美 料理研究家

京都府出身。書籍や雑誌でレシピを紹介するほか、企業のレシピ開発や、CMの料理製作なども手がける。身近な食材にひと工夫を加え、シンプルながらセンスよく仕上げるレシピは幅広い世代に人気。近著に『暮らしが変わる!家に帰ってスグおいしいホットクックごはん』『旬を漬ける保存食』など。

※この記事の内容は、「四季dancyu 秋のレシピ」に掲載したものです。

四季dancyu「秋のレシピ」
四季dancyu「秋のレシピ」
A4変型判(120頁)
2021年9月13日発売/1100円(税込み)

文:椙下晴子 撮影:田村昌裕