日本一ふつうで美味しい植野食堂
深い味わいのタレが鶏肉を包む「鶏肉のしょうが焼き」

深い味わいのタレが鶏肉を包む「鶏肉のしょうが焼き」

東京・赤坂の定食も人気な居酒屋「丸重」に、人気メニューの鶏肉のしょうが焼きを教えてもらいました。BSフジで放送中の植野食堂を本にまとめた『日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu 公式レシピブックvol.2』から、お薦めレシピを大公開!

“適当”の素晴らしさ

夜は季節の食材を使ったつまみが揃う居酒屋、昼も滋味あふれる定食で人気の店。そのひとつが鶏肉のしょうが焼きという、ありそうであまりない一品です。
生姜やりんご、蜂蜜を加えて一晩ねかせたタレの深い味わいが、淡白な鶏胸肉やたっぷり野菜を包み込み、で旨味を引き出します。軽やかな美味しさで食べ飽きることがありません。笑顔が絶えないお母さんたちは「適当で大丈夫!」と言いますが、いい加減にということではなく、食材に合わせて上手に加減するということ。美味しい料理をつくる基本はこれですね。

“鶏肉のしょうが焼き”のつくり方

材料材料 (2人分)

鶏胸肉400g
玉ねぎ1/2個(薄切り)
ピーマン1個(薄切り)
パプリカ(黄)1/4個(薄切り)
パプリカ(赤)1/4個(薄切り)
日本酒大さじ2
片栗粉大さじ4
サラダ油大さじ3
★ 【タレ】
・ 生姜1/2片
・ りんご1/4個
・ 蜂蜜大さじ1と1/2
・ 醤油90ml
・ 赤ワイン20ml
・ 日本酒大さじ1/2
・ 三温糖適宜

1生姜とりんごをすりおろす

生姜は皮ごと、りんごは皮と種を取り除き、ともにすりおろす。

2タレをつくる

ボウルに蜂蜜・醤油・ワイン・酒を入れ、混ぜ合わせる。

3甘味を調整する

1 を加え混ぜる。甘味が足りなければ、三温糖を入れて調整する。

4ねかせる

冷蔵庫で一晩ねかせて味をなじませる。

5鶏肉をカットする

鶏肉の皮は取る。鶏肉は繊維を断ち切るように、厚さ1.5cmのそぎ切りにする。

6粉をまぶす

ポリ袋に片栗粉と鶏肉を入れて粉をまんべんなくまぶし、余計な粉は落とす。

7焼く

フライパンに油大さじ2を強火で熱して鶏肉を並べ、蓋をして約20秒焼く(赤い部分が残っていたら、少し押しつけて火を通す)。

8酒を加える

鶏肉を裏返して酒を加え、蓋をして約20秒焼く(赤い部分が残っていたら、少し押しつけて火を通す)。

9野菜を炒める

油大さじ1を追加し、玉ねぎ・ピーマン・パプリカを入れ、軽くしんなりするまで炒める。

10仕上げ

鍋肌に沿わせて4 のタレを回し入れ、全体にからめたら完成。

完成

店舗情報店舗情報

丸重
  • 【住所】東京都港区赤坂2‐20‐17
  • 【電話番号】03‐3589‐0010
  • 【営業時間】11:30~15:00(売切れ早仕舞い)/18:00~21:00(L.O.)金曜日、祝日前は11:30~15:00(売切れ早仕舞い)/18:00~22:00(L.O.) 月曜は夜のみ営業
  • 【定休日】土曜日、日曜日、祝日
  • 【アクセス】東京メトロ千代田線「赤坂駅」より5分
日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu 公式レシピブックvol.2
日本一ふつうで美味しい植野食堂 by dancyu 公式レシピブックvol.2
この本は、BSフジ「日本一ふつうで美味しい植野食堂」の第101回から第200回までの放送で紹介した店の料理とレシピから90品を掲載しています。
店名の下の番号(#)は、放送の順番です。
掲載したレシピは番組が各店に協力してもらい、家庭でもつくれるようにアレンジしたものをベースにしています。それぞれに付いているQRコードから番組のレシピ動画が見られます。

A4変型判(116頁)
2022年10月26日発売/1200円(税込み)

文:植野広生