パンケーキを土台に、八分立てにした生クリームと細かくした栗をたっぷりとのせた気軽につくれるモンブランです。キッチンから甘い香りが漂って、出来上がりが待ち遠しい。そんな秋の実りを楽しむおやつを料理家の中川たまさんに教えてもらいました。
このつくり方なら栗も生クリームも好きに加減できます。ジャムは酸味のあるものがよく合います。
和栗 | 大きめ8個 |
---|---|
生クリーム | 1/2カップ |
きび砂糖 | 大さじ1 |
パンケーキ | 2枚 |
バター | 少々 |
カシスジャム | 適量 |
粉糖 | 少々 |
栗はたっぷりの水とともに鍋に入れて火にかけ、沸騰したら弱火にし、やわらかくなるまで30分ほどゆでる。生クリームはボウルに入れ、きび砂糖を加え、八分立て(泡立て器ですくうと下にぽったりと落ち、落ちた跡が積もるくらい)にする。
ゆで栗は半分に切り、中身をスプーンでかき出す。
パンケーキを焼き、器に1枚ずつのせ、まだ熱いうちにバターを塗る。泡立てた生クリームをスプーンなどでのせる。
上に栗、カシスジャム、さらに栗の順にのせ、粉糖を散らす。
神奈川県・逗子で、夫と娘と3人暮らし。自然食品店勤務後、ケータリングユニット「にぎにぎ」を経て、 2008年に独立。旬の野菜や果物を使ったシンプルでセンスあふれる料理、家庭で手軽につくれる再現性の高いおやつに定評がある。雑誌や書籍、広告の仕事をするかたわら、地元・逗子を拠点にイベントやワークショップなども開催。
*この記事は四季dancyu「秋のレシピ」からの転載です。
文:松原京子 撮影:邑口京一郎