秋の実りを楽しむお菓子
穏やかな甘さが美味しい"いちじくのティラミス"

穏やかな甘さが美味しい"いちじくのティラミス"

秋のいちじくを使った、ライトな食べ心地のティラミスケーキです。カステラを土台にしているので、手軽にできるのが嬉しいスイーツです。キッチンから甘い香りが漂って、出来上がりが待ち遠しい。そんな秋の実りを楽しむおやつを、料理研究家の中川たまさんに教えてもらいました。

“いちじくのティラミス”のつくり方

つくってすぐ食べてもいいし、冷蔵庫で冷やしてもおいしい。いちじくのほか、シャインマスカットやメロンでつくっても。

材料材料 (3人分)

いちじく1〜2個(仕上げ用)
★ いちじくシロップ
・ いちじく4個
・ きび砂糖大さじ1
・ レモン果汁大さじ1
・ ラム酒少々
★ チーズクリーム
・ マスカルポーネチーズ150g
・ 卵黄1個分
・ きび砂糖30g
カステラ3枚(切れているもの)
すだちの皮少々

1下準備

仕上げにのせるいちじくは洗って水気を拭く。

2いちじくシロップをつくる

いちじくは皮をむいて一口大に切り、フードプロセッサーに入れ、レモン果汁を加える。

いちじくシロップをつくる

3撹拌する

きび砂糖、ラム酒を加え、なめらかになるまで撹拌し、ボウルに移しておく。

撹拌する

4チーズクリームをつくる

ボウルに卵黄ときび砂糖を入れ、泡立て器でもったり白っぽくなるまで混ぜる。

チーズクリームをつくる

5マスカルポーネを加える

マスカルポーネチーズを加えてよく混ぜ合わせる。

マスカルポーネを加える

6カステラを切る

カステラは上下の茶色い部分を薄く切り落とし、半分の厚さにする。

カステラを切る

7シロップに浸す

6のカステラ3枚をいちじくシロップに浸す。たっぷりしみ込んだら器に並べる。

シロップに浸す

8チーズクリームをのせる

7の上にチーズクリームの半量をのせ、残りのカステラをいちじくシロップに浸してからのせる。

チーズクリームをのせる

9仕上げ

残りのチーズクリームをのせ、いちじくを縦に一口大に切ってのせる。すだちの皮をすりおろす。

仕上げ
完成

教える人

中川たま 料理家

中川たま 料理家

神奈川県・逗子で、夫と娘と3人暮らし。自然食品店勤務後、ケータリングユニット「にぎにぎ」を経て、 2008年に独立。旬の野菜や果物を使ったシンプルでセンスあふれる料理、家庭で手軽につくれる再現性の高いおやつに定評がある。雑誌や書籍、広告の仕事をするかたわら、地元・逗子を拠点にイベントやワークショップなども開催。

*この記事は四季dancyu「秋のレシピ」からの転載です。

四季dancyu「秋のレシピ」
四季dancyu「秋のレシピ」
A4変型判(120頁)
2021年9月13日発売/1100円(税込み)

文:松原京子 撮影:邑口京一郎

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。