秋のいちじくを使った、ライトな食べ心地のティラミスケーキです。カステラを土台にしているので、手軽にできるのが嬉しいスイーツです。キッチンから甘い香りが漂って、出来上がりが待ち遠しい。そんな秋の実りを楽しむおやつを、料理研究家の中川たまさんに教えてもらいました。
つくってすぐ食べてもいいし、冷蔵庫で冷やしてもおいしい。いちじくのほか、シャインマスカットやメロンでつくっても。
いちじく | 1〜2個(仕上げ用) |
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★ いちじくシロップ | |
・ いちじく | 4個 |
・ きび砂糖 | 大さじ1 |
・ レモン果汁 | 大さじ1 |
・ ラム酒 | 少々 |
★ チーズクリーム | |
・ マスカルポーネチーズ | 150g |
・ 卵黄 | 1個分 |
・ きび砂糖 | 30g |
カステラ | 3枚(切れているもの) |
すだちの皮 | 少々 |
仕上げにのせるいちじくは洗って水気を拭く。
いちじくは皮をむいて一口大に切り、フードプロセッサーに入れ、レモン果汁を加える。
きび砂糖、ラム酒を加え、なめらかになるまで撹拌し、ボウルに移しておく。
ボウルに卵黄ときび砂糖を入れ、泡立て器でもったり白っぽくなるまで混ぜる。
マスカルポーネチーズを加えてよく混ぜ合わせる。
カステラは上下の茶色い部分を薄く切り落とし、半分の厚さにする。
6のカステラ3枚をいちじくシロップに浸す。たっぷりしみ込んだら器に並べる。
7の上にチーズクリームの半量をのせ、残りのカステラをいちじくシロップに浸してからのせる。
残りのチーズクリームをのせ、いちじくを縦に一口大に切ってのせる。すだちの皮をすりおろす。
神奈川県・逗子で、夫と娘と3人暮らし。自然食品店勤務後、ケータリングユニット「にぎにぎ」を経て、 2008年に独立。旬の野菜や果物を使ったシンプルでセンスあふれる料理、家庭で手軽につくれる再現性の高いおやつに定評がある。雑誌や書籍、広告の仕事をするかたわら、地元・逗子を拠点にイベントやワークショップなども開催。
*この記事は四季dancyu「秋のレシピ」からの転載です。
文:松原京子 撮影:邑口京一郎