大庭英子さんの食べ飽きない定番レシピ
ジューシーに揚げる!"カキフライ"

ジューシーに揚げる!"カキフライ"

冬のお楽しみと言えばカキ。その人気メニューのひとつ、カキフライは丁寧な下処理がポイント。外はカリカリ、中はふんわりジューシーに、海の滋養が口いっぱいに広がります。料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

”カキフライ”のつくり方

冬限定のお楽しみ。外はカリカリ、中はふんわり、ジューシーが理想。揚げ時間は1分~1分30秒。火を通しすぎると身が縮んでしまうので注意。カキは下処理をして、くさみを取ってから使うのがポイントです。タルタルソースたっぷりで!

材料材料 (2人分)

カキ大10~12個(むき身)
少々
胡椒少々
小麦粉適量
溶き卵適量
生パン粉適量
揚げ油適量
レタスの葉3~4枚
★ タルタルソース
・ ゆで卵2個
・ 玉ねぎ大さじ2(みじん切り)
・ パセリ大さじ2(みじん切り)
・ マヨネーズ大さじ3
・ 塩少々
・ 胡椒少々
・ レモン汁大さじ1/2

1カキを水で洗う

カキはボウルに入れた水で洗う。身をくずさないようにやさしく洗うのがポイント。

カキを水で洗う
やさしく洗ってくさみを取ります!

2水気を拭く

キッチンペーパーに並べ、キッチンペーパーで押さえるようにして水気を拭く。

水気を拭く

3塩、胡椒をふる

両面に塩、胡椒をふって5~10分おき、水気を拭く。

塩、胡椒をふる

4タルタルソースをつくる

ゆで卵をみじん切りにし、ボウルに入れて残りの材料を加えて混ぜる。

混ぜる

5衣をつける

カキに小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつける。

衣をつける

6揚げる

フライパンの深さの1/2のところまで揚げ油を入れて中火にかけ、中温よりやや高めに熱し(175℃)、カキを4~5粒入れて1分~1分30秒揚げて取り出す。残りも同様に揚げる。器にレタスを敷き、カキフライを盛り、タルタルソースを添える。

揚げる
さっと揚げてカキの風味を残します!
完成

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の ろ」に掲載したものです。

手ほどきdancyu 家庭の和食いろは 基本の“ろ”
手ほどきdancyu 家庭の和食いろは 基本の“ろ”
A4変型判(84頁)
ISBN:9784833477673
2019年02月27日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。