しっかり下味をつけ、衣の調合を工夫することで、ふっくらジューシーな鶏天が出来上がります!そのまま食べても、お弁当にも、うどんにのせても美味!料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
鶏肉にしっかり味がついているから、そのままパクパク食べられます。下味の胡麻油効果で鶏むね肉がびっくりするくらいジューシー。衣は片栗粉と小麦粉を同量にしてつくると、カリッと、サクッと、軽快な歯ざわりの仕上がりに。衣にも味がついているのがおいしさの秘密。
鶏むね肉 | 大1枚(250g)(皮なし) |
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★ 鶏肉の下味用 | |
・ 酒 | 大さじ1 |
・ 醤油 | 小さじ1 |
・ 塩 | 小さじ1/3 |
・ 胡椒 | 少々 |
・ 生姜汁 | 小さじ1 |
・ 胡麻油 | 大さじ1/2 |
★ 衣 | |
・ 卵 | 1個 |
・ 片栗粉 | 大さじ3 |
・ 小麦粉 | 大さじ3 |
揚げ油 | 適量 |
鶏肉は縦半分に切り、厚さ2cmのそぎ切りにする。
ボウルに鶏肉を入れ、下味用の材料を入れて手でもみ込むように混ぜ、20分ほどおいて下味をつける。
卵を割りほぐして下味をつけた鶏肉を加える。
片栗粉、小麦粉を加え、全体を混ぜて鶏肉に衣をからめる。
フライパンの深さの1/2のところまで揚げ油を入れ、中火にかけて中温(170~175℃)に熱し、鶏肉を1切れずつ入れる。
弱めの中火で2~3分揚げて取り出し、残りも同様に揚げる。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の ろ」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ