大庭英子さんの食べ飽きない定番レシピ
とろとろの幸せ"親子丼"

とろとろの幸せ"親子丼"

とろとろの卵とじといえば、親子丼。日本人の胃袋に染み渡るソウルフードですよね。直径20㎝のフライパンでつくるのがポイントです。料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

”親子丼”のつくり方

材料材料 (2人分)

4個
鶏もも肉150g
熱いご飯丼2杯分
生椎茸4個
玉ねぎ1/2個
★ 煮汁
・ 水2/3カップ
・ 酒大さじ1
・ 味醂大さじ2
・ 砂糖大さじ1
・ 醤油大さじ1
・ 塩小さじ1/2
糸三つ葉適量

1材料をカットする

鶏肉は縦2cm幅に切ってから厚さ1cmのそぎ切りにする。生椎茸は石突きを切り落とし縦半分に切ってから幅1cmに切る。玉ねぎは縦半分に切り、長さを半分にして繊維に沿って幅2cmに切る。糸三つ葉は根を切り、幅2cmに切る。

2調味料を加える

直径20cmのフライパンに煮汁の水を煮立てて鶏肉を入れ、再び煮立ってきたら火を弱めてアクを取り、煮汁の残りの調味料を加える。

3煮る

椎茸、玉ねぎを加えて混ぜ、煮立ってきたら蓋をして弱火で4~5分煮る。

4卵を加える

中火にして溶き卵を流し入れ、軽く混ぜて30秒ほど煮て、フライパンを揺すりひと煮する。

卵を加える
火の通りにくい中央付近から卵を流し入れる。
卵を加える
円を描くように外側に流していく。

5仕上げ

熱いご飯を丼に盛って卵とじを1/2量ずつのせ、三つ葉をのせる。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の い」に掲載したものです。

手ほどきdancyu 基本の い
手ほどきdancyu 基本の い
家庭の和食いろは
手ほどきdancyu 家庭の和食いろは 基本の“い”

A4変型判(88頁)
ISBN:9784833477628
2019年1月28日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:松本祥孝

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。