季節の「引き算」料理
肉だねみっちり"ピーマンの挽き肉詰め照り焼き"

肉だねみっちり"ピーマンの挽き肉詰め照り焼き"

旬を迎えるピーマンを丸ごと使って食べ応え十分な肉詰め。甘辛い照り焼きはコクもよく出て、ご飯との相性が抜群!塩味をつくる塩、醤油、味噌の3つを軸に、余分な調味料を省いた「これで決まり」の引き算料理を料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

”ピーマンの挽き肉詰め照り焼き”のつくり方

夏のピカピカピーマンの丸ごと焼き。挽き肉だねをみっちり詰め込みました。甘辛いたれがからんでおいしさ絶好調。ご飯がすすみます。

材料材料 (2人分)

ピーマン6個
★ 挽き肉だね
・ 豚挽き肉250g
・ 長ねぎ大さじ4(みじん切り)
・ 生姜小さじ1/2(すりおろし)
・ 酒大さじ2
・ 醤油大さじ1/2
・ 水大さじ2
サラダ油大さじ1
★ たれ
・ みりん大さじ2
・ 砂糖大さじ1/2
・ 醤油大さじ2

1ピーマンの下準備

ピーマンは包丁の先をへたのまわりに入れ、へたを取る。指を入れてワタをつぶし、へたの部分を下にしてワタと種を取り出す。

ピーマンの下準備
ピーマンの下準備

2挽き肉だねをつくる

ボウルに挽き肉だねの材料をすべて入れ、手で粘りが出るまで混ぜる。

3挽き肉だねを詰める

ケーキ用の使い捨ての絞り袋(厚手のビニール袋でも可)に挽き肉だねを入れ、ピーマンのへたの部分から絞り入れる。

挽き肉だねを詰める

4焼く

フライパンにサラダ油を熱してピーマンを入れて両面を焼き、蓋をして弱火で8~10分蒸し焼きにする。酒をふり、たれの調味料を入れて中火でフライパンを揺すりながら、全体にたれをからめる。

焼く
完成

教える人

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、「四季dancyu 夏のレシピ」に掲載したものです。

四季dancyu「夏のレシピ」
四季dancyu「夏のレシピ」
A4変型判(120頁)
2021年6月11日発売/1100円(税込み)

文:中村裕子 写真:竹内章雄

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。