鶏肉から出た旨味をごぼうが受け止め、さらに旨味を倍返し!ご飯のお供にうってつけの味わいです。忙しい人でもつくれる、見た目も華やかなもてなし料理を空間プロデューサー・コーディネーターの石村由起子さんに習いました。
蒸し焼きにするだけでおいしい、夏向きの肉料理。鶏肉の旨味がごぼうに移り、またごぼうの香りが鶏肉を格上げ。冷めてもじんわり滋味深さがあります。
鶏もも肉 | 2枚 |
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ごぼう | 2本 |
山椒(粉) | 大さじ1~2 |
塩 | 少々 |
植物油 | 大さじ1 |
山椒(実) | 大さじ2 |
鶏肉は塩と山椒の粉をふり、油(分量外)を熱したフライパンで両面に焼き色をつけ、幅1cmに切っておく。
ごぼうは長さ5cmのせん切りにし、水にさらしてから水気をきっておく。
熱した土鍋に油をひき、ごぼうを並べる。
3の上に、1の鶏肉をのせ、蓋をし、10~15分蒸し焼きにする。
肉の中まで火が通り、ごぼうの香りがしてきたら出来上がり。皿にごぼうを盛り、その上に肉をのせたら山椒の実を散らす。
香川県高松市生まれ。1984年、奈良市でカフェと雑貨の店「くるみの木」をスタート。自身の暮らしから生まれた心地よい空間、温かな人柄に全国にファンが多数。2021年7月下旬、三重県多気町VISIONに石村さんの生活空間がかいま見れる新しい場所が生まれた。
この記事は四季dancyu「夏のレシピ」に掲載したものです。
文:椙下晴子 写真:田村昌裕