家飲みの達人に習うやさしい味わいのもてなし料理
じんわりと滋味深い"鶏肉とごぼうの山椒蒸し焼き"

じんわりと滋味深い"鶏肉とごぼうの山椒蒸し焼き"

鶏肉から出た旨味をごぼうが受け止め、さらに旨味を倍返し!ご飯のお供にうってつけの味わいです。忙しい人でもつくれる、見た目も華やかなもてなし料理を空間プロデューサー・コーディネーターの石村由起子さんに習いました。

“鶏肉とごぼうの山椒蒸し焼き”のつくり方

蒸し焼きにするだけでおいしい、夏向きの肉料理。鶏肉の旨味がごぼうに移り、またごぼうの香りが鶏肉を格上げ。冷めてもじんわり滋味深さがあります。

材料材料 (4人分)

鶏もも肉2枚
ごぼう2本
山椒(粉)大さじ1~2
少々
植物油大さじ1
山椒(実)大さじ2

1鶏肉に焼き色をつける

鶏肉は塩と山椒の粉をふり、油(分量外)を熱したフライパンで両面に焼き色をつけ、幅1cmに切っておく。

2ごぼうを切る

ごぼうは長さ5cmのせん切りにし、水にさらしてから水気をきっておく。

3土鍋にごぼうを入れる

熱した土鍋に油をひき、ごぼうを並べる。

4蒸し焼きにする

3の上に、1の鶏肉をのせ、蓋をし、10~15分蒸し焼きにする。

5仕上げ

肉の中まで火が通り、ごぼうの香りがしてきたら出来上がり。皿にごぼうを盛り、その上に肉をのせたら山椒の実を散らす。

完成

教える人

石村由起子 空間プロデューサー、コーディネーター

石村由起子 空間プロデューサー、コーディネーター

香川県高松市生まれ。1984年、奈良市でカフェと雑貨の店「くるみの木」をスタート。自身の暮らしから生まれた心地よい空間、温かな人柄に全国にファンが多数。2021年7月下旬、三重県多気町VISIONに石村さんの生活空間がかいま見れる新しい場所が生まれた。

この記事は四季dancyu「夏のレシピ」に掲載したものです。

四季dancyu「夏のレシピ」
四季dancyu「夏のレシピ」
A4変型判(120頁)
2021年6月11日発売/1100円(税込み)

文:椙下晴子 写真:田村昌裕