豚肉で巻いた生姜の食感がシャキシャキと心地よい一品です。さっぱりとしたおかずにお薦めです。いつでも食べたい定番の主菜と副菜のレシピを軽やかに仕上げるコツを、料理研究家の大庭英子さんに教わりました。
生姜焼きと違い肉で巻くことでごちそうな雰囲気も出る“豚の生姜巻き照り焼き”。甘辛の豚肉と生姜が相性抜群です。フライパンに残ったたれも旨味たっぷりなので最後の仕上げにお忘れなく。
豚ロース肉 | 4枚(生姜焼き用) |
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生姜 | 20g(せん切り) |
片栗粉 | 適量 |
サラダ油 | 小さじ1 |
酒 | 大さじ2/3 |
★ たれ | (混ぜ合わせる) |
・ みりん | 大さじ1/2 |
・ 砂糖 | 小さじ1 |
・ 醤油 | 大さじ1 |
まな板に豚肉を縦長に並べ、手前に生姜を4等分にしてのせ、手前から巻き込む。
フライパンにサラダ油を熱し始め、1の豚肉に片栗粉を薄くふり、余分な粉を落として巻き終わりを下にして入れる。弱めの中火で全体に焼き目をつけ、蓋をして弱火で2分ほど蒸し焼きにする。
余分な油をキッチンペーパーで拭き取り、火を弱めて、酒をふり、たれを加えてフライパンを揺すりながら、からめる。
生姜巻きを取り出して半分に切り、器に盛ってフライパンに残ったたれをかける。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
この記事は四季dancyu「夏のキッチン」に掲載したものです。
構成:中村裕子 写真:原 ヒデトシ