ムール貝をセロリと炒めて、海の香りが漂うラグーに仕上げます!パスタが主食のデザイナー・ハヤシコウさんに、パパっとつくれるシンプルなパスタを習いました。この週末のランチにつくってみませんか?
ベルギーで大量に食べた時からの、ムール貝は僕の好物のひとつです。日本では生のムール貝を見かけることはあまりないけれど、冷凍のものならちょっと大きめのスーパーに行けばありますよ。袋の中で殻が割れちゃったりしてるのもあるけど、今回のレシピのようにミンチにして、ラグーに仕上げれば、問題なし!パスタによく絡んでお薦めです。
合わせるワインは、やっぱり海辺で飲みたいワイン。貝類は旨味が豊富なので、淡い色の赤ワインやロゼワインなんかも良いけれど、サルディーニャ島の“ヴェルメンティーノ種”からつくられる白ワインもお薦め。果実味豊かな味わいで、旨味のしっかりとした食材とも好相性です。
パスタ | 160g(1.45mm) |
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冷凍ムール貝 | 10個 |
セロリ | 1本(葉と軸に分ける) |
白ワイン | 150ml |
オリーブオイル | 適量 |
塩 | 9g |
セロリの軸と葉をそれぞれをみじん切りにする。フライパンにオリーブオイルを一回し入れ、セロリの軸を加え炒め、軽く火が通ったら皿に取り出す。
解凍したムール貝をフライパンに入れ火にかける。ムール貝の口が開いたら火を止める。
②のムール貝の身を取り出し、フードプロセッサーにかけてミンチにする。
②のフライパンに、①と③を入れ水分を飛ばすように炒める。
④のフライパンに白ワインを加え、弱火で20分煮込む。ラグーをつくるときは、じっくり炒めることが大切です。
鍋に3Lの湯を沸かし、塩とパスタを入れる。時々混ぜながら袋の表示通りにゆでる。
⑤のフライパンに①のセロリの葉をひとつかみ入れ、ゆであがったパスタも加えさっと合わせる。
器に盛りつけ、オリーブオイルを一回しし、セロリの葉をちらして完成。
人呼んで“日本人初のイタリア人”。イタリアを愛し、イタリアに魅せられて早28年。トスカーナ州ルッカでレストランのキッチンを、ロンバルディア州ソンドリオでレストランのサービスを、マルケ州ウルビーノで美術学校で印刷技術と広告デザインを学び、現在はデザイナーとして活躍しながら、神奈川県・小田原のイタリア料理店「クインディチ」に立つ日もある。
撮影:海老原俊之 構成:編集部