香り高いモロッコの家庭料理
手が止まらなくなる豆スナック"タイブハリ"

手が止まらなくなる豆スナック"タイブハリ"

モロッコの定番かつお手軽スナックです。ひよこ豆の甘さとスパイスのバランスが絶妙です。スパイス、レモン、ハーブなど異国情緒あふれる香りの多重奏が魅力のモロッコ料理を、料理研究家の口尾麻美さんに教えてもらいました。

“タイブハリ”のつくり方

ゆでたてホクホクのひよこ豆にスパイスと塩を混ぜるだけのシンプルなスナックなれど、ぱくぱくと手が止まらなくなる。カイエンペッパーは少量できくので加減して。

材料材料 (つくりやすい分量)

ひよこ豆150~200g(乾燥)
にんにく1片(省いても可)
小さじ1
A (*)
・ クミンパウダー適量
・ カイエンペッパー適量
・ 塩適量

*好みでAにコリアンダーパウダー、パプリカパウダーを追加してもよい。

1下ごしらえ

ひよこ豆はたっぷりの水に1晩つけてもどし、ゆでる前にザルにあげる。

2ゆでる

鍋に1の豆とかぶるくらいの水、にんにく、塩を入れて火にかけ、やわらかくなるまでゆでる。

3スパイスをまぜる

2の湯をきってボウルに入れ、Aを混ぜる。余裕があれば混ぜる前に豆の薄皮を取り除くとよりおいしい。

完成

教える人

口尾麻美 料理研究家

口尾麻美 料理研究家

アパレルの仕事を経て料理の道へ。世界各国へ旅をし、インスピレーションを受けた料理をイベントや料理教室で紹介。モロッコのほか、トルコやリトアニア、台湾などをテーマにした著書がある。

文:鹿野真砂美 写真:宗田育子

※この記事の内容は、四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。

四季dancyu「冬のキッチン」
四季dancyu「冬のキッチン」
A4変型判(120頁)
2020年12月10日発売/1,000円(税抜き)
鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。