グラタン自由自在!
さっぱり軽い"白菜と豚肉のミルフィーユグラタン"

さっぱり軽い"白菜と豚肉のミルフィーユグラタン"

白菜からにじみ出た水分に豚バラの旨味をプラスした極上スープに、ホワイトソースを加えるという旨味の三重奏はたまりません。冬の定番メニューへの参入は間違いなし!定番のグラタンから、旬の野菜や季節の魚を使った個性あふれるレシピを大庭英子先生に教えてもらいます。自由自在なグラタンの世界をお楽しみください!

“白菜と豚肉のミルフィーユグラタン”のつくり方

旬の白菜はみずみずしくて水分たっぷりで自らの水分で蒸されて美味。豚は脂もおいしいバラ肉でつくるのがお薦め。

材料材料 (2人分)

白菜1/6〜1/4個(850g) 
豚バラ肉300g(薄切り)
★ 下味用
・ 塩少々
・ 胡椒少々
白ワイン大さじ2
1/2〜2/3カップ
小さじ1/2
胡椒少々
★ ホワイトソース 
・ バター大さじ4(48g)
・ 薄力粉大さじ4
・ 白菜の蒸し汁と牛乳合わせて1と2/3カップ
・ 塩小さじ1/3
・ 胡椒少々
グリュイエールチーズ80g(またはピザ用チーズ(すりおろす))

1下ごしらえ

豚肉は長いものは半分に切り、両面に下味用の塩、胡椒をふる。白菜は芯をつけたままで、葉と葉の間に豚肉を挟んでいく。

下ごしらえ

2土鍋に敷き詰める

切った後バラバラにならないように5〜6cm間隔に竹串を刺してから(鍋の深さ)、切り口を上にして土鍋に敷き詰める。

土鍋に敷き詰める

3蒸し煮にする

白ワイン、水を入れて弱めの中火にかけ、煮立ってきたら塩、胡椒を入れて蓋をし、弱火で30〜40分、白菜がクタクタになるまで煮、蒸し汁を取り分けておく。

蒸し煮にする

4ホワイトソースをつくる

バターで薄力粉を炒め、さらりとしたら蒸し汁と合わせた牛乳を加えて混ぜ、塩、胡椒で 調味し、トロリとしたらチーズを加えて混ぜる。

ホワイトソースをつくる

5オーブンで焼く

3に4のソースをかけ、高温(230℃前後)のオーブンで20分ほど焼く。

オーブンで焼く
完成

教える人

大庭英子 料理家

大庭英子 料理家

料理研究家。和洋中を問わず、毎日役立つ家庭料理を提案。旬の野菜使いは絶妙で、定番料理はもちろん、アイディアあふれるアレンジ料理も「おいしい」と定評がある。

文:中村裕子 写真:野口健志

この記事は技あり!dancyu「グラタン」に掲載したものです。

技あり!dancyuグラタン
技あり!dancyuグラタン
焦げ目を楽しむ78皿。

A4変型判(112頁)
ISBN:9784833480840
2021年12月21日発売/880円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。