とろとろのさっぱりソースをたっぷりかけて食べる、春らしいひと品です。ふんわりと閉じ込めた、たらの芽の優しい味わいが魅力です。定番のグラタンから、旬の野菜や季節の魚を使った個性あふれるレシピを大庭英子先生に教えてもらいます。自由自在なグラタンの世界をお楽しみください!
とろろソースはマヨネーズをプラスするとまろやかになり、脂分で焼き色もつきやすくなる。明太子やタラコを加えるのもお薦め。
たらの芽 | 100g |
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塩 | 少々(下ゆで用) |
★ とろろソース | |
・ 長いも | 200g |
・ マヨネーズ | 大さじ2 |
・ 塩 | 小さじ1/5 |
・ 胡椒 | 少々 |
たらの芽は根元の茶色いガクを取る。塩を加えたたっぷりの熱湯に入れて1~2分、やわらかくなるまでゆでてザルにあげ、ゆで汁をきる。
長いもは皮をむいておろし金ですりおろしてボウルに入れてマヨネーズ、塩、胡椒を加えてよく混ぜ合わせる。
耐熱の器にたらの芽を並べ、とろろソースをかけ、高温(230℃前後)のオーブンで12~15分焼く。
料理研究家。和洋中を問わず、毎日役立つ家庭料理を提案。旬の野菜使いは絶妙で、定番料理はもちろん、アイディアあふれるアレンジ料理も「おいしい」と定評がある。
文:中村裕子 写真:野口健志
この記事は技あり!dancyu「グラタン」に掲載したものです。