春の苦味はホワイトソースによく合います。香りも豊かで白身魚の代わりに鶏ささみでつくっても美味しいですよ。定番のグラタンから、旬の野菜や季節の魚を使った個性あふれるレシピを大庭英子先生に教えてもらいます。自由自在なグラタンの世界をお楽しみください!
山菜のなかでもふきのとうの味はパワフル。小さめにつくってじっくり味わうのがお薦め。
ふきのとう | 50g |
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ふきのとうをゆでる塩 | 少々 |
白身魚 | 120g(柵) |
★ ホワイトソース | |
・ バター | 大さじ2(24g) |
・ 薄力粉 | 大さじ2 |
・ 牛乳 | 1カップ |
・ 塩 | 小さじ1/4 |
・ 胡椒 | 少々 |
ふきのとうは根元の黒い部分を切り落とし、みじん切りにする。塩を加えたたっぷりの熱湯に入れてひと煮立ちしたらザルにあげ、水にさらして水気を絞る。
鍋にバターを溶かして薄力粉を入れ、弱火でさらっとするまで炒める。冷たい牛乳を一度に入れて泡立て器でよく混ぜ、塩、胡椒で調味して木ベラに替えて底から混ぜながら、弱火でトロリとするまで煮詰める。
ホワイトソースにふきのとうを加えてひと煮する。
白身魚は厚さ8mmのそぎ切りにし、小さめの耐熱の器に並べ、3をかけて高温(230℃前後)のオーブンで10分ほど焼く。
料理研究家。和洋中を問わず、毎日役立つ家庭料理を提案。旬の野菜使いは絶妙で、定番料理はもちろん、アイディアあふれるアレンジ料理も「おいしい」と定評がある。
文:中村裕子 写真:野口健志
この記事は技あり!dancyu「グラタン」に掲載したものです。