グラタン自由自在!
ほろ苦く春を感じる"ふきのとうソースのシーフードグラタン"

ほろ苦く春を感じる"ふきのとうソースのシーフードグラタン"

春の苦味はホワイトソースによく合います。香りも豊かで白身魚の代わりに鶏ささみでつくっても美味しいですよ。定番のグラタンから、旬の野菜や季節の魚を使った個性あふれるレシピを大庭英子先生に教えてもらいます。自由自在なグラタンの世界をお楽しみください!

“ふきのとうソースのシーフードグラタン”のつくり方

山菜のなかでもふきのとうの味はパワフル。小さめにつくってじっくり味わうのがお薦め。

材料材料 (2人分)

ふきのとう50g
ふきのとうをゆでる塩少々
白身魚120g(柵)
★ ホワイトソース
・ バター大さじ2(24g)
・ 薄力粉大さじ2
・ 牛乳1カップ
・ 塩小さじ1/4
・ 胡椒少々

1下ごしらえ

ふきのとうは根元の黒い部分を切り落とし、みじん切りにする。塩を加えたたっぷりの熱湯に入れてひと煮立ちしたらザルにあげ、水にさらして水気を絞る。

2ホワイトソースをつくる

鍋にバターを溶かして薄力粉を入れ、弱火でさらっとするまで炒める。冷たい牛乳を一度に入れて泡立て器でよく混ぜ、塩、胡椒で調味して木ベラに替えて底から混ぜながら、弱火でトロリとするまで煮詰める。

3ソースで煮る

ホワイトソースにふきのとうを加えてひと煮する。

4オーブンで焼く

白身魚は厚さ8mmのそぎ切りにし、小さめの耐熱の器に並べ、3をかけて高温(230℃前後)のオーブンで10分ほど焼く。

完成

教える人

大庭英子 料理家

大庭英子 料理家

料理研究家。和洋中を問わず、毎日役立つ家庭料理を提案。旬の野菜使いは絶妙で、定番料理はもちろん、アイディアあふれるアレンジ料理も「おいしい」と定評がある。

文:中村裕子 写真:野口健志

この記事は技あり!dancyu「グラタン」に掲載したものです。

技あり!dancyuグラタン
技あり!dancyuグラタン
焦げ目を楽しむ78皿。

A4変型判(112頁)
ISBN:9784833480840
2021年12月21日発売/880円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。