ベシャメルソースにトマトペーストを加えたソースはコクがあってしっかりとした味わい。えびは炒めてから白ワインで煮詰めて旨味をギュッと凝縮。そんな濃厚ソースには、太めで厚めのパスタがよく合うので、ここではリガトーニをチョイスします。人気料理研究家のサルボ恭子さんに、ベシャメルソースを使ったおいしいレシピを習いました。
コクを出すためにパンチェッタを使いましたが、ベーコンで代用してもOK。ピーマンを入れるとちょっとナポリタンの味になります。
太めのマカロニ | 120g(リガトーニなど) |
---|---|
えび | 10尾(無頭・殻つき) |
パンチェッタ | 35g |
ピーマン | 2個 |
ベシャメルソース | 600g |
生クリーム | 大さじ3 |
トマトペースト | 1本(18g)(6倍濃縮のパウチパックのもの) |
オリーブオイル | 小さじ1 |
白ワイン | 大さじ3 |
塩 | 小さじ1/5(粗塩) |
胡椒 | 適量 |
パルミジャーノチーズ | 40g(すりおろし) |
えびは殻と尾を取り、中に浅く包丁を入れてワタを取り除く。パンチェッタは5mm角×長さ2cmの棒状に切る。ピーマンは幅2cmの輪切りにして種は取り除く。
マカロニは塩適量(分量外)を加えた熱湯での表示どおりにゆで、オリーブオイル小さじ1(分量外)をまぶす。
ボウルにベシャメルソースを入れ、生クリームを加えて混ぜ、トマトペーストを加えて混ぜ合わせる。
フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、えびを入れてしばらく動かさずに焼き、軽く焼き色がついたらひっくり返してさらに焼く。白ワインを加えてアルコール分をとばして煮詰める。火を止め、パンチェッタ、ピーマン、マカロニ、塩、胡椒を加えてざっと混ぜ、3を加えてよく混ぜ合わせる。
熱容器に4を入れてチーズをふり、220℃のオーブンで20分、おいしそうな焼き色がつくまで焼く。
老舗旅館の長女として生まれ、料理家の叔母に師事したのち渡仏、ル・コルドンブルー・パリ、リッツ等の料理学校を経て「オテル・ド・クリオン」調理場へ。当時2つ星のメインダイニングのキッチンとパティスリーに勤務。帰国後、料理研究家のアシスタントを経て独立。フレンチの手法を取り入れた家庭料理に定評がある。雑誌やテレビなどへのレシピ提供のほか、料理のプロとして生地の開発から参画したオリジナルエプロン「NOTRE TABLIER」のプロデュースなど精力的に活躍。
文:松原京子 写真:木村 拓
※この記事の内容は、四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。