寒い日に飲みたい、素朴でとろりと温かく心に染みる汁物です。しみじみおいしくて、食べてほっとする「定番」の料理を料理研究家の大庭英子さんに教わりました。
精進料理の具だくさん汁。しみじみとおいしさを感じます。とろみをつけるとあったかみも増し、体が芯から温まります。生姜を添えてさらにポカポカに。
木綿豆腐 | 1/2丁(150g) |
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里芋 | 4~5個 |
かぶ | 2個 |
生椎茸 | 4個 |
胡麻油 | 大さじ1 |
だし | 4カップ |
塩 | 小さじ2/3 |
★ 水溶き片栗粉 | (混ぜ合わせる) |
・ 片栗粉 | 大さじ1 |
・ 水 | 大さじ2 |
生姜 | 適量(すりおろし) |
豆腐は1.5cm角に切る。里芋は皮をむいて1.5cm角に切り、塩(分量外)をふって手でもみ、水で洗って水気を拭く。かぶは皮をむいて1.5cm角に切る。生椎茸は石突きを切り、縦4~6等分に切る。
鍋に胡麻油を熱して豆腐、野菜を入れて中火で炒め、だしを加えて煮立ってきたら、火を弱めてアクを取り、蓋をして弱火で12~15分煮る。
塩を加えて3分ほど煮、水溶き片栗粉を加えて混ぜ、とろみをつけて器に盛り、生姜をのせる。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ
この記事は四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。