胡麻油をまとった牛しゃぶは、さっぱりしつつもコク深く、ご飯のお供として最適です。しみじみおいしくて、食べてほっとする「定番」の料理を料理研究家の大庭英子さんに教わりました。
塩でさっぱり、韓国風の味わいに。
牛肉は沸騰前の湯で広げながら熱を通すと、やわらかくてジューシーに。
牛肉 | 60g(赤身、しゃぶしゃぶ用) |
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長ねぎ | 8cm |
★ 和え衣 | |
・ 胡麻油 | 大さじ1 |
・ 塩 | 少々 |
・ 胡椒 | 少々 |
・ 一味唐辛子 | 少々 |
牛肉は70℃くらいの湯に広げて入れ、色が変わったら冷水にとって冷まし、水気を拭いて幅2~3cmに切る。
ねぎは縦半分に切り、芯を取り、幅3~4mmの斜めせん切りにして冷水にさらしてパリッとしたら、水気をきる。
ボウルに牛肉、ねぎを入れ、和え衣の材料を入れて全体を和える。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ
この記事は四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。