じっくりと火を通して甘くなった長ねぎに、アンチョビが加わり良いアクセントになります。ベシャメルソースを使わない、チーズの旨味を利用してつくる大人の軽やかグラタンを、料理家の平野由希子さんに教えてもらいました。
カマンベールチーズとねぎの甘い香りに酔いしれる。平野さんいわく「貧乏人のホワイトアスパラガスグラタン」とも。好みで黒胡椒をふって食べてもおいしい。
長ねぎ | 3本 |
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アンチョビ | 3枚 |
カマンベールチーズ | 80g |
塩 | 少々 |
バター | 小さじ2 |
長ねぎは根元と青いところを切り落とし、4~5等分長さに切る。アンチョビは粗く刻む。カマンベールチーズは厚さ1cmに切る。
鍋に長ねぎ、ひたひた程度の水、塩、バターを入れて弱火で15分、やわらかくなるまで煮る。粗熱が取れたら長ねぎを取り出し、水気を軽くきる。
耐熱皿に②を並べ、アンチョビを散らし、チーズをのせる。
220℃のオーブンで12~13分、またはオーブントースターでチーズが溶け、少し焼き色がつくまで焼く。
フレンチをベースに、ワインなどのペアリングとともに多岐にわたるレシピを提案。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。『ソムリエ料理家のワインを飲む日のレシピ帖』(KADOKAWA)など著書多数。
文:瀬川 慧 写真:公文美和
この記事は技あり!dancyu「グラタン」に掲載したものです。