たっぷりチーズの野菜グラタン
とろりと甘く日本酒を呼ぶ"長ねぎのグラタン"

とろりと甘く日本酒を呼ぶ"長ねぎのグラタン"

じっくりと火を通して甘くなった長ねぎに、アンチョビが加わり良いアクセントになります。ベシャメルソースを使わない、チーズの旨味を利用してつくる大人の軽やかグラタンを、料理家の平野由希子さんに教えてもらいました。

“長ねぎのグラタン”のつくり方

カマンベールチーズとねぎの甘い香りに酔いしれる。平野さんいわく「貧乏人のホワイトアスパラガスグラタン」とも。好みで黒胡椒をふって食べてもおいしい。

材料材料 (2~3人分)

長ねぎ3本
アンチョビ3枚
カマンベールチーズ80g
少々
バター小さじ2

1下ごしらえ

長ねぎは根元と青いところを切り落とし、4~5等分長さに切る。アンチョビは粗く刻む。カマンベールチーズは厚さ1cmに切る。

2煮る

鍋に長ねぎ、ひたひた程度の水、塩、バターを入れて弱火で15分、やわらかくなるまで煮る。粗熱が取れたら長ねぎを取り出し、水気を軽くきる。

煮る

3敷き詰める

耐熱皿に②を並べ、アンチョビを散らし、チーズをのせる。

敷き詰める

4焼く

220℃のオーブンで12~13分、またはオーブントースターでチーズが溶け、少し焼き色がつくまで焼く。

完成

教える人

平野由希子 料理家

平野由希子 料理家

フレンチをベースに、ワインなどのペアリングとともに多岐にわたるレシピを提案。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。『ソムリエ料理家のワインを飲む日のレシピ帖』(KADOKAWA)など著書多数。

文:瀬川 慧 写真:公文美和

この記事は技あり!dancyu「グラタン」に掲載したものです。

技あり!dancyuグラタン
技あり!dancyuグラタン
焦げ目を楽しむ78皿。

A4変型判(112頁)
ISBN:9784833480840
2021年12月21日発売/880円(税込)
瀬川 慧

瀬川 慧 (ライター)

得意分野は料理、ワイン、食文化、旅、歴史など。単行本の企画、編集、執筆に『日本料理 銀座小十』(世界文化社)、『野﨑洋光の野菜料理帳』『里山に生きる「土樂」の食と暮らし』『懐石小室に教わる 一生ものの和のおかず』(家の光協会)、『和食神髄 小室光博』、『「すし」神髄 杉田孝明』(プレジデント社)などがある。