蒸し煮したアンディーブのほろ苦さと、ハムとチーズの旨味が絶妙にマッチした一皿です。ベシャメルソースを使わない、チーズの旨味を利用してつくる大人の軽やかグラタンを、料理家の平野由希子さんに教えてもらいました。
最近は国産も出回るようになった「アンディーブ」はフランスではおなじみの野菜。やわらかくほろ苦い味が好まれ、サラダやグラタンに人気だ。
アンディーブ | 2~3個(チコリ) |
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ハム | 2~3枚 |
A | |
・ 水 | 1/3カップ |
・ バター | 小さじ1 |
・ レモン汁 | 少々 |
・ 塩 | 少々 |
生クリーム | 200ml(乳脂肪分45%) |
チーズ | 80g(グリュイエール、エメンタールなど、すりおろす) |
塩 | 少々 |
胡椒 | 少々 |
ナツメグ | 少々 |
アンディーブは半分に切り、鍋にAの材料とともに入れて蓋をし、弱火で15分蒸し煮する。水気をきり、ハムで巻く。
別の鍋に生クリームを入れて2/3量になるまで煮詰め、塩、胡椒、ナツメグを加え、チーズの半量を加えて混ぜる。
耐熱皿にを並べてをかけ、残りのチーズをのせる。220℃のオーブンで15分、またはオーブントースターでこんがりするまで焼く。
フレンチをベースに、ワインなどのペアリングとともに多岐にわたるレシピを提案。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。『ソムリエ料理家のワインを飲む日のレシピ帖』(KADOKAWA)など著書多数。
文:瀬川慧 写真:公文美和
この記事は技あり!dancyu「グラタン」に掲載したものです。