たっぷりチーズの野菜グラタン
柚子の風味が爽やかに香る"きのこと帆立のサワークリームグラタン"

柚子の風味が爽やかに香る"きのこと帆立のサワークリームグラタン"

サワークリームの程よい酸味が後を引く具だくさんのグラタンです。仕上げに散らした柚子の皮が爽やかに香ります。ベシャメルソースを使わない、チーズの旨味を利用してつくる大人の軽やかグラタンを、料理家の平野由希子さんに教えてもらいました。

“きのこと帆立のサワークリームグラタン”のつくり方

さっと炒めたきのこの滋味、長ねぎの甘さ、帆立貝柱の旨味が渾然一体になったご馳走グラタンは、シャンパンと。サワークリームの酸味がそれぞれの味を引き立てる。

材料材料 (2~3人分)

マッシュルーム6個
椎茸3個
舞茸1パック
帆立貝柱6個
長ねぎ1/2本
バター大さじ2
A
・ サワークリーム 150ml
・ 牛乳1/2カップ
・ 塩小さじ1/2
・ 胡椒少々
ナツメグ少々
パルミジャーノ・レッジャーノ大さじ6(すりおろす)
柚子の皮適量

1下ごしらえ

長ねぎは小口切りにする。マッシュルームは半割り、椎茸は石突きを取り4等分、舞茸は小房に分ける。

2野菜を炒める

フライパンにバター大さじ1を熱し、長ねぎに塩(分量外)をふってしんなりとしてきたら、きのこを入れて2~3分炒め、取り出す。

野菜を炒める

3帆立を焼く

同じフライパンにバター大さじ1を熱し、帆立を入れて表面をさっと焼いて、取り出す。

4ソースをつくる

ボウルに、Aを入れてよく混ぜ合わせる。

5耐熱皿にのせる

耐熱皿に、②、③を入れて、④のソースをかけ、チーズをふる。

耐熱皿にのせる

6仕上げ

220℃のオーブンで12~13分、またはオーブントースターで焼き色がつくまで焼く。仕上げに柚子の皮を削って散らす。

完成

教える人

平野由希子 料理家

平野由希子 料理家

フレンチをベースに、ワインなどのペアリングとともに多岐にわたるレシピを提案。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。『ソムリエ料理家のワインを飲む日のレシピ帖』(KADOKAWA)など著書多数。

文:瀬川慧 写真:公文美和

この記事は技あり!dancyu「グラタン」に掲載したものです。

技あり!dancyuグラタン
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焦げ目を楽しむ78皿。

A4変型判(112頁)
ISBN:9784833480840
2021年12月21日発売/880円(税込)
瀬川 慧

瀬川 慧 (ライター)

得意分野は料理、ワイン、食文化、旅、歴史など。単行本の企画、編集、執筆に『日本料理 銀座小十』(世界文化社)、『野﨑洋光の野菜料理帳』『里山に生きる「土樂」の食と暮らし』『懐石小室に教わる 一生ものの和のおかず』(家の光協会)、『和食神髄 小室光博』、『「すし」神髄 杉田孝明』(プレジデント社)などがある。