
下町のワイン居酒屋風こってり煮込みです。ワインはもちろん、白いご飯にもぴったりの一品です!中華や洋風、またはエスニックの要素が混じっていても白いご飯と味噌汁に合う「和」のお惣菜を小堀紀代美さんに教えてもらいました。
土手煮をヒントにしたという煮込み料理は、八丁味噌と赤ワインが絶妙にマッチ。ほろりやわらかい牛すね肉のこっくりとした味わいに、パンはもちろんご飯もワインも止まりません。ねぎと柚子の香味が味の引き立て役として活躍します。
| 牛すね肉 | 400g(煮込み用) |
|---|---|
| 焼き豆腐 | 1丁 |
| ゆで卵 | 2~3個 |
| 玉ねぎ | 1/2個(100g) |
| 長ねぎ | 1本(100g) |
| セロリ | 1/2本(50g) |
| ローリエ | 1~2枚 |
| 赤ワイン | 200ml |
| 黒胡椒 | 10粒(ホール) |
| パセリの茎 | 1~2本 |
| にんにく | 1片分(薄切り) |
| 生姜 | 1片分(薄切り) |
| オリーブオイル | 大さじ1 |
| A | |
| ・ 味噌 | 大さじ2 |
| ・ 八丁味噌 | 大さじ2 |
| ・ はちみつ | 大さじ1 1/2 |
| ・ 水 | 200ml |
| ★ 仕上げ用 | |
| ・ 長ねぎ | 適量(小口切り) |
| ・ 柚子の皮 | 少々 |
| ・ 七味唐辛子 | 適宜 |
玉ねぎは繊維に沿って薄切り、長ねぎとセロリはそれぞれみじん切りにする。

鍋にオリーブオイルを入れて強火にかけ、温まったら牛すね肉とローリエを入れる。

動かさずに焼きつけ、カリッとした焼き目がついたら裏返して全体を香ばしく焼く。

1を加えて炒め、赤ワインを注いで1~2分強火にかけてアルコール分をとばす。

水300ml(分量外)を加え、沸騰したらアクを取り除く。

黒胡椒、パセリの茎、にんにく、生姜を加えてさっと混ぜたら、蓋をして180℃に温めたオーブンで1時間煮込む。オーブンがない場合はとろ火で同じく1時間煮込む。煮詰まったら、適宜水を加える。

ボウルにAを入れダマが残らないようよく混ぜた後、オーブンから取り出した6に加えて混ぜる。オーブンに戻して牛肉がやわらかくなるまで、さらに30分~1時間煮る。

オーブンから出し、ゆで卵と食べやすい大きさに切った焼き豆腐を加えて中火にかけ、ひと煮立ちさせる。

器に盛りつけ、仕上げ用の長ねぎと柚子の皮を添える。好みで七味をふってもおいしい。


レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は同名の料理教室を主宰。気持ちはいつも「料理勉強家!」。楽しくをモットーに、テレビ、雑誌などへレシピ提供やInstagramなどで情報発信も。著書に『予約のとれない料理教室 ライクライクキッチン「おいしい!」の作り方』『ライクライクキッチンの毎日和食』など。最近、シュナプーのサンデーを家族に迎えました!
文:上島寿子 写真:竹之内祐幸
この記事は四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。
