中国料理のひと皿を和風にアレンジ。セロリの香味によって味に奥行きが出ます。中華や洋風、またはエスニックの要素が混じっていても白いご飯と味噌汁に合う「和」のお惣菜を料理研究家の小堀紀代美さんに教えてもらいました。
ねっとりなめらかな里芋に挽き肉あんがとろりとからまって、ほっこり心和む味わいです。里芋のつぶし加減はお好みで。粗くつぶすと食感にアクセントが生まれます。あんの挽き肉は、炒めずにゆでてさっぱりと仕上げても。
里芋 | 4~5個(400g) |
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豚挽き肉 | 150g |
セロリ | 1/2本(60g(葉を含む)) |
太白胡麻油 | 大さじ1/2 |
酒 | 大さじ1/2 |
だし | 400ml(かつお昆布) |
塩 | 適量 |
黒胡椒 | 少々 |
A | |
・ 淡口醤油 | 小さじ2 |
・ みりん | 小さじ1 |
・ 塩 | 小さじ1/3 |
片栗粉 | 大さじ1 |
里芋は洗って皮をむき、5~6つに切る。塩ひとつまみをまぶしてから洗い、ぬめりを落とす。
1を水からゆで、やわらかくなったらザルにあげて湯をきる。
2を鍋に戻し、マッシャーでつぶす。塩ひとつまみを混ぜて軽く下味をつける。
別の鍋に太白胡麻油を入れて中火にかけ、豚挽き肉を炒める。
セロリは茎と葉に分け、それぞれみじん切りにする。肉の色が変わったら、セロリの茎だけを塩ひとつまみ、黒胡椒と一緒に加えてさらに炒める。
酒を加えてさっと混ぜる。だしを注いでひと煮立ちさせ、アクを取り除く。
Aで調味し、同量の水で溶いた片栗粉でとろみをつける。セロリの葉を加えてさっと混ぜる。
器に3 の里芋を平らに盛りつけ、7の挽き肉あんをかける。
レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は同名の料理教室を主宰。気持ちはいつも「料理勉強家!」。楽しくをモットーに、テレビ、雑誌などへレシピ提供やInstagramなどで情報発信も。著書に『予約のとれない料理教室 ライクライクキッチン「おいしい!」の作り方』『ライクライクキッチンの毎日和食』など。最近、シュナプーのサンデーを家族に迎えました!
文:上島寿子 写真:竹之内祐幸
この記事は四季dancyu「冬のキッチン」に掲載したものです。