秋の定番おかず&副菜レシピ
旨味が染みたとろける食感が魅力の"なすのちりめんじゃこ煮"

旨味が染みたとろける食感が魅力の"なすのちりめんじゃこ煮"

くたくたになって味が染みたなすと、ちりめんじゃこの旨味が合わさり、ご飯にぴったりのおかずになります。料理名を聞けば、すぐに味を思い浮かべられる安心、安定のおいしさをもった、定番おかず&副菜を大庭英子先生に教えてもらいました。

“なすのちりめんじゃこ煮”のつくり方

くたくたに煮たなすはとろけるよう。表面を焼きつけて油でコーティングするのがポイントです。ちりめんじゃこの旨味が味を深めてくれます。

1なすをカットする

なすはへたを切り落として縦半分に切り、皮目に斜めに浅い切り込みを入れる。

2焼く

フライパンにサラダ油を熱し、なすの皮目を下にして入れ、蓋をして強めの中火で2分ほど焼き、裏に返して1分ほど焼く。

3煮る

ちりめんじゃこを加えて酒をふり、水、みりん、醤油、赤唐辛子を加える。蓋をして弱火で8~10分煮て煮汁ごと器に盛る。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

構成:中村裕子 写真:原 ヒデトシ

この記事は四季dancyu「秋のキッチン」に掲載したものです。

四季dancyu 秋のキッチン
四季dancyu 秋のキッチン
家で料理をするのが、楽しみになる本

A4変型判(120頁)
ISBN:9784833479097
2020年09月11日発売/1,100円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。