きのこの香りと鶏肉の旨味がしみ込んだ炊き込みご飯です。蓋を開けた途端に立ち昇る香りはたまりません!料理名を聞けば、すぐに味を思い浮かべられる安心、安定のおいしさをもった、定番おかず&副菜を大庭英子先生に教えてもらいました。
旬を迎えたきのこをたっぷり入れて炊き込みます。鶏肉をプラスすればだしいらず、下味をつけて炊飯器に入れるだけ。立ちのぼる湯気もいい香り。期待は増すばかり。炊き上がったら全体を大きく混ぜて、蒸気をとばしてください。べちゃっとすることなく、一粒一粒の米の存在が確認できます。
米 | 2合 |
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水 | 2合の目盛り |
鶏もも肉 | 160g |
きのこ | 正味250g(生椎茸、本しめじ、えのき茸など) |
★ 下味用 | |
・ 酒 | 大さじ1 |
・ 醤油 | 大さじ2 |
・ 生姜汁 | 小さじ1 |
★ 調味料 | |
・ 酒 | 大さじ1 |
・ みりん | 大さじ1 |
・ 塩 | 小さじ1/4 |
・ 小ねぎ | 適量(小口切り) |
米は洗い、ザルにあげて水気をきる。椎茸は軸を切り落として縦半分に切り、幅8mmに切る。しめじは根元を切り落として長さを半分に切る。えのき茸は根元を切り落として長さを3等分に切る。
鶏肉は幅5~6mmに切ってから幅5~6mm(さいの目状)に切る。
ボウルに鶏肉を入れて下味用の材料を加えて混ぜ、10分ほどおく。
きのこを加えて混ぜる。
炊飯器に米を入れて水を注ぎ、浸しておく。調味料を加えて混ぜ、④を汁ごとのせて普通に炊く。水で濡らしたしゃもじで底から混ぜ、器に盛って小ねぎを散らす。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
構成:中村裕子 写真:原 ヒデトシ
この記事は四季dancyu「秋のキッチン」に掲載したものです。