秋の定番おかず&副菜レシピ
旬の香りが立ち上る"きのこと鶏肉の炊き込みご飯"

旬の香りが立ち上る"きのこと鶏肉の炊き込みご飯"

きのこの香りと鶏肉の旨味がしみ込んだ炊き込みご飯です。蓋を開けた途端に立ち昇る香りはたまりません!料理名を聞けば、すぐに味を思い浮かべられる安心、安定のおいしさをもった、定番おかず&副菜を大庭英子先生に教えてもらいました。

“きのこと鶏肉の炊き込みご飯”のつくり方

旬を迎えたきのこをたっぷり入れて炊き込みます。鶏肉をプラスすればだしいらず、下味をつけて炊飯器に入れるだけ。立ちのぼる湯気もいい香り。期待は増すばかり。炊き上がったら全体を大きく混ぜて、蒸気をとばしてください。べちゃっとすることなく、一粒一粒の米の存在が確認できます。

材料材料 (4~6人分)

2合
2合の目盛り
鶏もも肉160g
きのこ正味250g(生椎茸、本しめじ、えのき茸など)
★ 下味用
・ 酒大さじ1
・ 醤油大さじ2
・ 生姜汁小さじ1
★ 調味料
・ 酒大さじ1
・ みりん大さじ1
・ 塩小さじ1/4
・ 小ねぎ適量(小口切り)

1下ごしらえ

米は洗い、ザルにあげて水気をきる。椎茸は軸を切り落として縦半分に切り、幅8mmに切る。しめじは根元を切り落として長さを半分に切る。えのき茸は根元を切り落として長さを3等分に切る。

下ごしらえ

2鶏肉をカットする

鶏肉は幅5~6mmに切ってから幅5~6mm(さいの目状)に切る。

鶏肉をカットする

3下味をつける

ボウルに鶏肉を入れて下味用の材料を加えて混ぜ、10分ほどおく。

下味をつける

4きのこを加える

きのこを加えて混ぜる。

きのこを加える

5炊く

炊飯器に米を入れて水を注ぎ、浸しておく。調味料を加えて混ぜ、④を汁ごとのせて普通に炊く。水で濡らしたしゃもじで底から混ぜ、器に盛って小ねぎを散らす。

炊く
完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

構成:中村裕子 写真:原 ヒデトシ

この記事は四季dancyu「秋のキッチン」に掲載したものです。

四季dancyu 秋のキッチン
四季dancyu 秋のキッチン
家で料理をするのが、楽しみになる本

A4変型判(120頁)
ISBN:9784833479097
2020年09月11日発売/1,100円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。