熱々のじゃがいもにイワシの刺身とバターを和えたら、ヨーグルトとハーブを山盛りにオンするだけ。絶賛発売中の料理家・栗原友さんのアイデアが詰まった『ひとりぶん、ふたりぶん 刺身パックでさかなつまみ』より、クリトモ式魚レシピをご紹介!
焼き魚に煮魚と、ついつい茶色になりがちで、皿に映えない魚料理。ハーブのグリーンにヨーグルトの白と、イワシの色味が映えるように、彩り鮮やかに盛りつければ、家飲み気分が盛り上がります。
使う刺身は、イワシのほか、アジでもOK。おいしくつくるコツは、熱々のじゃがいもにバターとイワシの脂が溶け込むように手早く混ぜること。じゃがいもがゆであがってから、3分でつくれます。
イワシ | 2尾分(刺身用) |
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じゃがいも | 2個 |
バター | 10g |
ミント、パクチー、ディルなど | ひとつかみ |
ヨーグルト | 大さじ2(無糖) |
塩 | 少々 |
じゃがいもを皮付きのまま鍋に入れ、かぶるくらいの水を注いで柔らかくなるまでゆでる。ザルに上げ、熱いうちに皮をむいて一口大に切る。ボウルにバター、イワシと一緒に合わせる。
熱々のじゃがいもをつぶすように混ぜ合わせる。イワシは半生の状態に仕上がるように、手早くざっくりと。
器に盛りつけ、ヨーグルトとハーブをのせ、塩をふったら出来上がり。混ぜ合わせたら、温かいうちにどうぞ。
ファッション誌の編集者を経て、2005年より料理家として活動。2012年に「魚の修業をしよう」と一念発起して築地市場にある鮮魚店に5年勤務。魚捌きやまかない料理に明け暮れる日々の中で、旬の魚のおいしさに出会う。現在は水産卸売業を経営。2020年10月には築地・波除神社前に鮮魚店「クリトモ商店」を開店する。著書に『クリトモのさかな道 築地が教えてくれた魚の楽しみ方』『魚屋だから考えた。クリトモのかんたん魚レシピ』などがある。YouTubeチャンネル「クリトモ式」を配信中。
文:神吉佳奈子 写真:鈴木泰介 スタイリング:久保田朋子
※この記事の内容は「ひとりぶん、ふたりぶん 刺身パックでさかなつまみ」に掲載したものです。