買ってきたピーナッツバターも美味しいですが、一からつくるとより美味しいのがピーナッツバター。焦がさない程度にしっかり炒って香ばしく仕上げるのがお薦めです。器と料理の組み合わせを提案する店「カモシカ」を主宰するオカズデザインさんに、器の紹介と、その器を引き立たせる、目にも舌にもおいしいレシピを教わりました。
トレイ使いの一案は、ワイングラスとつまみをセットにするスタイル。つまみはもっとのせられるけれど、ここはぐっと抑えて、ポツンと置くこと。この余白が、雰囲気づくりに大切なんです。自家製のピーナッツバターはラムレーズンとも合うし、はちみつと塩の量を調整すれば料理にも使えますよ。パスタにしたり、料理のコク出しに使ったりと、重宝するはず。
殻つき落花生 | 135g(正味100g) |
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無塩バター | 30g |
塩 | 小さじ1/2 |
はちみつ | 大さじ1 |
バナナ | 適量 |
ビスケット | 適量 |
落花生は殻をむき、薄皮も取り除く。
フライパンに入れて弱火にかけ、揺すりながら煎る。 10~20分ほどして、軽く焼き色がついたら火を止めて、すり鉢に入れる。熱いうちにすりこ木で粗くつぶし、油がねっとりと出るまで10分ぐらい摺り続ける。
バターを少しずつ加え、塩とはちみつで好みの味にととのえる。
1枚のビスケットの片面にピーナッツバターを塗り、皮をむいてカットしたバナナをのせ、もう1枚のビスケットでサンドする。
2000年、吉岡秀治・吉岡知子が結成。“時間がおいしくしてくれるもの”をテーマに、書籍や広告のレシピ制作・器の開発・映画やドラマの料理監修などを手がけている。2008年より東京都杉並区にて、器と料理の店「カモシカ」を不定期でオープンし、作家の器の展示や季節の保存食の販売をはじめ、食にまつわる企画を開催。『二菜弁当』(成美堂出版)など著書多数。
文:藤井志織 写真:伊藤達也