夏の野菜料理で元気いっぱい!
香ばしさ抜群"焼き野菜と焼きしゃぶ玉ねぎソース"

香ばしさ抜群"焼き野菜と焼きしゃぶ玉ねぎソース"

シンプルに焼いて、さっぱり和えて、豪快に炒めて、と夏野菜の旨味を最大限生かした、植松良枝さん直伝の直球料理をご紹介します。

“焼き野菜と焼きしゃぶ玉ねぎソース”のつくり方

ピーマンのスパイシーな香り、ゴーヤーの苦味、かぼちゃの甘味etc.少し焦がし気味に焼いた夏野菜を堪能してください。夏に食べたい豚肉と合わせて元気度倍増。

材料材料 (4人分)

豚ロース肉300~400g(薄切り)
ゴーヤー1/2本
ピーマン4個
赤ピーマン4個
かぼちゃ1/6個
ズッキーニ1本
甘長唐辛子4本
★ 玉ねぎソース(つくりやすい分量)
・ 玉ねぎ大1個分(ごく薄切り)
・ 醤油1/2カップ
・ 酢1/2カップ
・ オリーブオイル1/4カップ
適量(米油などくせのないもの)
七味唐辛子適量

1玉ねぎソースをつくる

材料を混ぜ合わせ、20分以上おく。

玉ねぎソースをつくる
玉ねぎに醤油と酢、オリーブオイルを加えて20分以上おきます。玉ねぎから水分が出てきます。全体を混ぜてトロッとしたら食べごろです。
玉ねぎソースをつくる
出来上がりの状態。好みでポン酢を加えるとまろやかになります。余ったら冷奴や納豆、焼き魚に、トマトやきゅうりにかけるのもおすすめです。

2野菜の下ごしらえ

ゴーヤーは縦半分に切って種とワタを取り除く。ピーマン、赤ピーマンは上部を切り落とし、種を取り除く。

3かぼちゃの下ごしらえ

かぼちゃは種とワタを取り除き、皮をところどころむいてから厚さ7mmに切る。ズッキーニは厚さ2cm弱の輪切りにする。

4焼く

野菜の半量をグリルの網に並べて香ばしい焼き色がつくまで焼く。かぼちゃは竹串がすっと刺さるまで4~6分焼く。残りも同様に焼く。

焼く
野菜はなるべく大きいまま焼き、切り分けたほうが野菜のもつ水分が保てるのでおすすめです。

5切り分ける

大きいまま焼いた野菜は食べやすい大きさに切り分ける。

6焼きしゃぶをつくる

熱したフライパンに薄く油をひき、強火で豚肉を広げて焼く。片面が焼けたら裏返してさっと焼き、すぐに取り出す。

焼きしゃぶをつくる
豚の薄切り肉は片面を香ばしく焼いて返したら、すぐに取り出します。両面しっかり焼くと焼きすぎになってしまいます。

7仕上げ

大皿に焼き野菜と焼きしゃぶを盛り合わせ、玉ねぎソースを適量かける。好みで七味唐辛子をふっても。

完成

教える人

植松良枝 料理研究家

植松良枝 料理研究家

料理研究家。人気の料理教室「日々の飯まま事ごと」主宰。自ら畑を耕すほどの野菜好き。野菜の旬をいち早く察知し、料理をつくる。みなぎる野菜の力に、つくり手の食いしん坊パワーがプラスされた料理は、食べ手の鼻と舌を魅了する。食を通して季節の移り変わりを提案。また、花や雑貨と料理のコラボレーションの提案や数々のイベント企画など、活動は多岐にわたる。近著に『春夏秋冬ふだんのもてなし』(KADOKAWA刊)がある。

文・中村裕子 撮影・野口健志

この記事は四季dancyu「夏のキッチン」に掲載したものです。

四季dancyu 夏のキッチン
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A4変型 判( 120 頁)
2020年06月11日発売 / 1,100円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。