
トマトたっぷり、オレンジ色がまぶしい一品です。カレーは植松良枝さんが主宰する料理教室でも大人気のメニューなのだそう。バター風味がリッチな海老カレーは新鮮な味わいです。季節ごとに食べたい、つくりたい料理のレシピをご紹介。ぜひ、季節のおいしさを味わってみてください!
トマトに含まれるグルタミン酸は旨味成分。カレーの味を深めるのには必須野菜です。生トマトにトマトペーストも加えて旨味を強化。
| 海老 | 6~8尾(ブラックタイガー) |
|---|---|
| A | |
| ・ 酢 | 小さじ1と1/2 |
| ・ 塩 | 小さじ1/3 |
| にんにく | 1片分(すりおろし) |
| 生姜 | 1片分(すりおろし) |
| 玉ねぎ | 1/2個分(みじん切り) |
| トマト | 大1個分(粗いみじん切り) |
| トマトペースト | 大さじ1と1/2 |
| プレーンヨーグルト | 1/2カップ |
| 野菜スープ* | 1と1/4カップ |
| バター | 適量 |
| ★ パウダースパイス | |
| ・ ターメリック | 小さじ1 |
| ・ クミンパウダー | 小さじ1 |
| ・ コリアンダーパウダー | 小さじ1 |
| ・ レッドペッパー | 小さじ1/2(一味唐辛子) |
| ・ 黒胡椒 | 小さじ1/4 |
| 塩 | 少々 |
| ★ クミンライス | |
| ・ 米 | 2合 |
| ・ ローリエ | 1枚 |
| ・ クミンシード | 小さじ2/3 |
| ・ クローブ | 2個 |
| ・ 塩 | ひとつまみ |
| ・ バター | 小さじ2 |
| 香菜 | 適量(ざく切り) |
| 青唐辛子 | 適量(小口切り) |
*市販の固形野菜ブイヨン1/2個を湯1/4カップで溶いたもの。
洗った米を炊飯器に入れ、2合の目盛りまで水を加える。バター以外の材料を加えて混ぜ、普通に炊き、炊き上がりにバターを加えてほぐす。
海老は尾を残して殻をむき、背に1本深めに切り込みを入れる。あれば背ワタを取り除き、Aをもみ込んでおく。こうするとくさみが取れる。


厚手の鍋にバター大さじ3を入れて溶かし、海老をさっと炒めて表面の色が変わったらいったん取り出す。続けてにんにくと生姜、玉ねぎを加えて炒める。
玉ねぎが透き通ってきたらトマトとトマトペーストを加えて炒め、3の海老を戻し入れ、パウダースパイスと塩を加えて混ぜる。

野菜スープ、ヨーグルトを加えて沸騰したら弱火で15分ほど煮込む。仕上げにバターを大さじ2~3加えて混ぜ、クミンライスとともに器に盛り、香菜と青唐辛子を散らす。


季節を料理だけでなく、生活にも取り入れながら暮らす料理研究家。大人気の料理教室「日々の飯事」を主宰。母になってからは、日々成長する子供にも季節を映すようになったとか。子育てしていても食に対する想いは増すばかり、と女友達のバックアップを受けながら、親子での台湾「食」の旅を敢行。初夏には、1人メンバーが増えた喜びを噛みしめながら親子3人でバスク地方に出かけ、たくさんの収穫を得て帰国。
構成:中村裕子 写真:野口健志
※この記事は四季dancyu「夏の台所。」に掲載したものです。
