ピリッとしたスパイスや爽やかなハーブをつかった夏にぴったりの料理を、料理家の小堀紀代美さんに教えていただきました。1品目はきゅうりとディルを加えた、シャキシャキ爽やかな水餃子です。
カレー粉、赤唐辛子、青唐辛子、胡椒、生姜……、料理をつくったことのある人なら誰でもこんなスパイスの2つや3つはキッチンにあるはず。ハーブ=薬味も同様で、しそやミント、バジルなどに加えて近頃は香菜を使うのも日常茶飯事という人も多いのでは?
その昔、薬や防腐剤としての役割が大きかったスパイスは今は料理を引き立てる大切な存在。好評発売中のdancyuムック「四季dancyu夏のレシピ」で、おかずをおいしくするスパイスとハーブ使いを小堀紀代美さんに教えてもらいました。猛烈にスパイシーというわけではない、でもあるとないとではおいしさが全然違う、そんな普段使いのレシピ。
今回はその中から、小堀さんが台湾で食べた味をアレンジしたという、きゅうりを使った水餃子をご紹介します。
豚ひき肉 | 400g |
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セロリ | 1本(葉つき) |
ディル | 1パック |
きゅうり | 1本 |
生姜 | 1片分(すりおろし) |
胡麻油 | 大さじ2 |
塩 | 小さじ1 |
餃子の皮 | 35枚(大判) |
★ たれの材料 | |
・ 米酢 | 適量 |
・ 醤油 | 適量 |
・ 粗挽き黒胡椒 | 適量 |
セロリはみじん切りにし、ディルは軸ごとみじん切りにする。きゅうりは5mm角に切る。
ボウルに豚ひき肉と1を入れ、生姜、胡麻油、塩を加え、ディルが全体に行き渡るようによく混ぜ合わせる。
餃子の皮の縁に指で水をつけ、2の餡を大さじ1ほどのせて半月に包み、両端を手前で合わせてくっつける。
大きめの鍋に湯を沸かし、餃子を入れ、皮同士がくっつかないように箸で混ぜ、3~4分ゆでる。
浮いてきたら火が通った証拠。網などですくい上げて器に盛り、米酢、醤油、胡椒を添える。
レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN 」の料理担当を経て、現在は料理教室「LIKE LIKE KITCHEN 」主宰。確実においしく作れるレシピにファンも多い。おいしいもの好きが高じて世界各国を食べ歩き、そんな経験から、スパイスやハーブ使いの達人でもある。
※この記事の内容は、「四季dancyu 夏のレシピ」に掲載したものです。
文:松原京子 写真:邑口京一郎