重信初江さんの定番おかず
夏野菜をつかった爽やかな味わい"夏のちゃんちゃん焼き"

夏野菜をつかった爽やかな味わい"夏のちゃんちゃん焼き"

北海道の名物ちゃんちゃん焼きは、寒い時期にたべて、体が温めるイメージがあるかもしれませんが、夏野菜を使うととたんに爽やかな夏の料理に変身します。料理好きでも、毎日つくっていれば、レパートリーが尽きてしまうこともあります。特に味付けは同じようにならないようにしたいけど、あまり複雑なのは面倒……。そんなお悩みを料理研究家の重信初江先生が解決!シンプルかつおいしい定番おかずをご紹介します。

“夏のちゃんちゃん焼き”のつくり方

野菜を旬のものにすると夏らしいメニューに。甘味のある味噌で食欲もアップ!

材料材料 (2人分)

生鮭2切れ
玉ねぎ1/4個
ゴーヤー1/4本
ミニトマト6個
キャベツ200g(大2枚)
サラダ油大さじ1/2
味噌大さじ2
A
・ みりん大さじ2

1野菜の下ごしらえ

玉ねぎは幅2~3mmの薄切りにする。ゴーヤーはワタと種を除き幅5mmに切り、苦味をやわらげるのと青臭さを取るために塩少々(材料外)をふる。ミニトマトはへたを取り横半分に切る。キャベツは一口大に切る。Aを混ぜておく。

2鮭を焼く

フライパンにサラダ油を熱して鮭を並べ、強めの中火で2分ほどこんがりと焼き、上下を返してさらに2分ほど焼き、取り出す。

3野菜を炒める

残った油にさっと洗って水気をきったゴーヤーと玉ねぎを入れて、軽く中火で炒め、少ししんなりしたらキャベツを加える。

4鮭を加える

強めの中火で1分炒めたら、2を野菜の上にのせ、ミニトマトを散らしてAをかける。

5蒸し焼きにする

蓋をして中火で3~4分、全体に火が通るまで蒸し焼きにする。

完成

教える人

重信初江 料理研究家

調理師専門学校の助手、料理研究家のアシスタントを経て、独立。おなじみの家庭料理から、旅行先で覚えた海外の味まで手がける実力派で、再現性の高い確かなレシピが人気。雑誌、テレビ、イベントなどで幅広く活躍中。著者に『Tsukemono cook book 漬けものレシピ』『Sushi cook book すしレシピ 』(ともに朝日新聞出版)、『おうちで深夜食堂』(共著/小学館)など多数。

文:椙下晴子 写真:鈴木泰介

※この記事の内容はプレジデントムック四季dancyu「夏の台所。」に掲載したものです。

四季dancyu「夏の台所。」
四季dancyu「夏の台所。」
A4変型 判(120頁)
ISBN:9784833477925
2019年06月13日発売/1,100円(税込)