北海道の名物ちゃんちゃん焼きは、寒い時期にたべて、体が温めるイメージがあるかもしれませんが、夏野菜を使うととたんに爽やかな夏の料理に変身します。料理好きでも、毎日つくっていれば、レパートリーが尽きてしまうこともあります。特に味付けは同じようにならないようにしたいけど、あまり複雑なのは面倒……。そんなお悩みを料理研究家の重信初江先生が解決!シンプルかつおいしい定番おかずをご紹介します。
野菜を旬のものにすると夏らしいメニューに。甘味のある味噌で食欲もアップ!
生鮭 | 2切れ |
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玉ねぎ | 1/4個 |
ゴーヤー | 1/4本 |
ミニトマト | 6個 |
キャベツ | 200g(大2枚) |
サラダ油 | 大さじ1/2 |
味噌 | 大さじ2 |
A | |
・ みりん | 大さじ2 |
玉ねぎは幅2~3mmの薄切りにする。ゴーヤーはワタと種を除き幅5mmに切り、苦味をやわらげるのと青臭さを取るために塩少々(材料外)をふる。ミニトマトはへたを取り横半分に切る。キャベツは一口大に切る。Aを混ぜておく。
フライパンにサラダ油を熱して鮭を並べ、強めの中火で2分ほどこんがりと焼き、上下を返してさらに2分ほど焼き、取り出す。
残った油にさっと洗って水気をきったゴーヤーと玉ねぎを入れて、軽く中火で炒め、少ししんなりしたらキャベツを加える。
強めの中火で1分炒めたら、2を野菜の上にのせ、ミニトマトを散らしてAをかける。
蓋をして中火で3~4分、全体に火が通るまで蒸し焼きにする。
調理師専門学校の助手、料理研究家のアシスタントを経て、独立。おなじみの家庭料理から、旅行先で覚えた海外の味まで手がける実力派で、再現性の高い確かなレシピが人気。雑誌、テレビ、イベントなどで幅広く活躍中。著者に『Tsukemono cook book 漬けものレシピ』『Sushi cook book すしレシピ 』(ともに朝日新聞出版)、『おうちで深夜食堂』(共著/小学館)など多数。
文:椙下晴子 写真:鈴木泰介
※この記事の内容はプレジデントムック四季dancyu「夏の台所。」に掲載したものです。